でも、写真集はなかなか自分から買うことはなく、また、出会いも少なく、相方から紹介されたりプレゼントされることがほとんどです。今回の LAND SPACE も相方からプレゼントしてもらいました。
写真集 LAND SPACE とは
出版元の青幻舎のサイトから引用します。
瀧本幹也がライフワークとして撮影した2つのシリーズから成る本作。
ケネディ宇宙センターを数度にわたって訪ね撮影した、
新しいスペースシャトルのポートレート「SPACE」と、
太古から続く静謐な地球の営みを収めた「LAND」。
対極な2つのシリーズが交わり語る、宇宙と生命の法則。via: 「LAND SPACE」瀧本幹也/” Land Space ” Mikiya Takimoto | 青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing, Inc.
http://www.seigensha.com/books/978-4-86152-392-2
(誤字を一部修正)
写真集には被写体を見せるための写真集と、写真家の作品を見せる写真集があると思いますが、この写真集は後者の写真集です。被写体自体の良さも当然あるわけですが、それをこのクオリティで切り取ることは並大抵のことではなく、凄いことなんだろうと素人ながらに想像させられます。
まだ小学生だった頃、ジャンボジェットの背中に搭載されたオービターがグライダーのように滑空するのをテレビのニュースで何度も見て、雑誌 Newton のシャトル特集は本屋で取り置きをしてもらってまで入手してすみずみまで読むほどに、スペースシャトルが大好きでした。
そのため、スペースシャトルの写真は今までに何枚も見てきているのですが、この写真集でとらえているスペースシャトルは、今まで見たものとは明らかに違う空気をまとっています。
また、スペースシャトルの写真の合間にタイトルの “LAND” が意味する地球の風景写真が挿入されています。しかし、ただ単に挿入されているわけではないわけで、その意図を色々と想像することができます。以前の地球、つまり今の他の星の地表の風景、あるいは、耐熱タイルの模様との類似性の主張など、いったい何を問いかけているのかと想像するのも面白いです。
しかし、この写真集からは言葉で表現する以上に、圧倒的な迫力を感じます。写真集自体が非常に大判だということもあるのですが、その大判の紙の全面にプリントされても全く負けない精緻な表現力。そして、白が色だということを再認識させられる、白の主張。
写真集という性格上、あまりはっきりした写真を載せることもできないので、もっと詳しく見たい方は、先ほどの青幻舎のサイトで紹介されている写真をご覧いただければ、と思います。
また、朝日新聞デジタルの OFF SHOT という連載でも3回目からこの写真集が取り上げられています。
- (1)三つのカメラで撮りわける極意 – 瀧本幹也 OFF SHOT – Asahi Shimbun Digital[and]
- (2)「100%では満足できない」という病 – 瀧本幹也 OFF SHOT – Asahi Shimbun Digital[and]
- (3)こうしてスペースシャトルを撮った – 瀧本幹也 OFF SHOT – Asahi Shimbun Digital[and]
- (4)地球という惑星(ほし)は生きている – 瀧本幹也 OFF SHOT – Asahi Shimbun Digital[and]
- (5)なるべく写さないように写す – 瀧本幹也 OFF SHOT – Asahi Shimbun Digital[and]
皆さんも機会があれば、ぜひ手に取ってご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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