立ち上がらないと言ってもエラーは出ない
いつものように WireShark を立ち上げようとしても、WireShark が全く立ち上がってきません。何度やっても、プロセスがすぐに終了してしまいます。エラーも何も出ません。
ちなみに WireShark とはこのブログでは何度か紹介していますが、ネットワークを流れるデータを採取したり、そのデータを解析したりするのに使うアプリです。
最初は、何が起こっているか分からなかったのですが、まず思い当たったのが、 「OS X を Marvericks から Yosemite にアップグレードしてから、まだ一度も WireShark を使っていなかった」 ということ。
まぁ、ありそうな話ですよね。まずは WireShark が使う X11 の環境 XQuatz のみを立ち上げてみたところ、一応、起動はするものの動きが不安定。そのうちにアップデートがある、というメッセージが出たのでアップデートを開始したものの全く終了せず。
仕方がないので、再インストールすることにします。まずは、今、インストールされている XQuatz を AppCleaner でキレイに削除。
AppCleaner はアプリケーションの設定ファイルなどもまとめて削除してくれる優れたユーティリティアプリです。
そして、最新版の XQuatz 2.7.7 をこちらからダウンロードして再インストールしました。
その結果…無事に WireShark は起動したものの肝心のネットワークインタフェースが一つも見えません。Mavericks でインストールしたまま OS をアップデートしているので、ドライバ類へのインジェクションが消えてしまったのかも。
WireSharkも再インストールしてしまえ
ということで、WireShark も再インストールしました。こちらも AppCleaner でキレイにした後に、こちら から 1.12.2 をダウンロードしてインストールしました。
1.12.2 の OS X 10.6 and later Intel 64-bit.dmg を使っています。
その結果、無事に全てのインタフェースが見えてキャプチャできるようになりました。
Mac とか UNIX ベースのアプリは本当に OS をあまり汚さないので嬉しいですね。Windows だと、こう簡単にはいかない事の方が多いです。OS がちゃんとジャーナルを持っていて、それを AppCleaner がキチンと使って消してくれているから、ということでもあるのですが、Windows だとそんなアプリを作るのも無理がありそうです。
もし皆さんの中で WireShark を使っていて同じような目に遭った方は、再インストールしてみたら直るかもしれませんので、いざという時はお試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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