最近は月に三往復程度、関東と広島を行き来している @azur256 です。移動の時は新幹線を使うのですが、この新幹線の道中で IIJmio のテザリングがどのくらい使えるのかを試してみました。統計的なデータではなく、ある時に測った参考値としてご覧ください。

前回、自宅からとりあえずテザリングを試してみました。
NEXUS 5 と IIJmio で初テザリングしてみた、LTE の電波が弱いながらも 3Mbps が出ていました
とはいえ、本来使うのは外出時、特に新幹線の中で多用するので、その時にどのくらい使えるのかが重要です。走っている新幹線の中からなので同じ場所で測定することはできませんが、極力、トンネルの外を通っている時、などの条件は合わせるようにして、新横浜-広島間で測定してみることにしました。

測定には今回も BNR スピードテストを使わせていただきました。
BNR スピードテスト 回線速度／通信速度 測定

以下、便宜上「イー・モバイル」と書いていますが、実際は Y!モバイル に名称変更されています。今回の測定時のプランは 4Gデータプランで通信規制は入っていない状態、端末は GL10P を使っています。IIJmio は ファミリープランでクーポンを利用、端末は NEXUS 5 です。

新横浜−名古屋間

従来からネットワーク的に割と安定している印象がある区間です。このエリアはイー・モバイルの方が平均的には速い漢字のデータになっています。実際に使っている感覚としてはほとんど違いを感じません。詳細のデータは以下をご覧ください。

IIJmioの場合

1回目



2回目



3回目

イー・モバイルの場合

1回目



2回目


3回目

京都周辺

ほぼほぼ停車しているに近い状態での測定、IIJmio のスピードがだいぶ速いです。イー・モバイルもバラつきこそありますが、十分な速度を出してくれています。

IIJmioの場合

イー・モバイルの場合

新大阪周辺

これもほぼ停車状態に近い時に測っています。イー・モバイルのデータが速すぎますが、ここまでのスピードは通常は必要としません。ただ、ここまで性能が出るのはちょっと魅力的でもあるのは事実。

イー・モバイルの場合

姫路-岡山間

大阪から西のエリアになってくると、電波的に徐々に厳しくなってくるはず。トンネルも多くなってきました。トンネルの中などでは、イー・モバイルの回線が圏外になっているところでも IISmio はネットワークがありました。さすが Docomo 回線です。
以下は、トンネルから出たところを見計らって測定していますが、トンネルの合間が多く速度のブレが大きくなっていると思われます。

IIJmioの場合

イー・モバイルの場合

岡山−広島間

イー・モバイルでは一番厳しい区間、この区間はほとんど電波が無いエリアです。今回の測定でも実際のところイー・モバイルは圏外のままだったので比較対象は測定できていません。
IIJmio は電波がしっかりあり、速度的にも劇的に速いわけではありませんが、きちんと通信することができました。

IIJmioの場合

イー・モバイルの場合

ほとんど圏外で測定できませんでした…

今回の測定を振り返って

イー・モバイルはやはり速いところでは速いです。しかし、この速さが逆にあだになり必要以上に通信データを使い、3 日で 1GB 制限を食らうこともあるのでしょう。
IIJmio は今のところ、やたらと速いというシーンは体験していませんが、普通に使えるという印象です。更に、イー・モバイルが苦手なところでも、繋がることが多いという印象があります。

その一方で、定量的な内容ではありませんが、LTE から 3G への切り替えなどが少しもたつく感じがあります。この切り替えなどはアプリでできたりするのか、もう少し調べてみたいと思います。
また、ひと月くらい使ってみてから、気付いた点も追ってレポートしたいと思います。

皆さんの MVNO 選択のご参考になれば幸いです。

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