航空会社各社は利用の多い顧客やプレミアムシートなどを利用する顧客向けに専用ラウンジを用意していますが、ANAがこのラウンジ利用者に提供しているラウンジデジタルサービスというものを初体験してきました。
なかなか面白いサービスだったのでご紹介します。
ラウンジデジタルサービスとは
このサービスは 3/13 から開始されたラウンジ内の無線 LAN を使った電子書籍 や機内誌などの閲覧サービスです。ラウンジ内の無線 LAN アクセスポイントに繋ぐとこのような画面が表示されてコンテンツを楽しむことができます(この画面は Mac から繋いだ画面)。
雑誌も何冊か提供されています。ラウンジ内には今までも雑誌が置かれていましたが、それを電子的に提供するようにしたということのようです。
iPhone からアクセスするとこのような画面が表示されます。
メニューには雑誌やNEWSなどが並んでいます
雑誌(MAGAZINE)のメニューでは、雑誌以外に漫画なども閲覧できます。
雑誌も色々と取りそろえられています。
ダウンロードして読んでみる
試しに flick! を読んでみることにしました。雑誌が読めるのは iOS、Android、Windows の端末のみで Mac OS の端末にはビューワが提供されていないため読めませんでした (雑誌以外の機内誌などは PDF や Web コンテンツなので読むことができます)。
専用ビューワになっているのはダウンロード後 3 時間まで閲覧可能とするためのようです。3 時間も閲覧可能であれば、国内線のフライト中も読むことができます (iPhone 版では機内モードにしてもダウンロード済みのコンテンツを読むことができました)。
アプリでコンテンツをダウンロードします。
ダウンロードが終了すると普通の電子書籍ビューワと同じようなインタフェースで読むことができます。電子書籍になれていれば全く違和感なし。
漫画もありました。時間がなくて試せませんでしたが、宇宙兄弟は読んでみたいかも。
ダウンロード後、3時間以上経つと期限切れになっていました。
ANAの雑誌はバックナンバーも読める
ラウンジに置いてあった INNOVATIVE VOICE や機内誌の翼の王国が読めます
バックナンバーも読むことができます
機内誌などは PDF で提供されており購読期限はありません
Mac でも PDF をダウンロードできるので、これからは翼の王国を自炊しなくても済むようになる!と思ったのですが、ぬか喜びでした。PDF で提供されているのは抜粋版で、コラムやエッセイは含まれていませんでした。
「あるこほーるのゆめ」とか楽しいので、完全版でダウンロードできるようになると嬉しいなぁ、と思っています。(できればラウンジサービスでなくてもダウンロードできるともっと嬉しい)。
使ってみた感想
このラウンジサービス自体は誰もが使えるものではありませんが、このような形でサービスが増えていくのはスマートフォンの普及の一つの現れだと思います。ラウンジを利用する人の多くが使えると判断したから、このようなサービスがスタートしたのでしょう。ラウンジのような形に限らず、デジタルサイネージでコンテンツ配信をしているようなところではコンテンツのデジタル化は済んでいるので、積極的に配信するところが増えてくるのではないでしょうか。
そのうち貸本のようなものもデジタルで実現するようになると面白いな、と思いました。
なかなか楽しめるサービスなので、次回は iPad を持ち込もうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
左のアイコンをクリックして、このブログを Feedly に登録していただけると嬉しいです
Facebook ページでも情報を発信していますのでよろしかったら「いいね!」をお願いします
RSSリーダへの登録は こちら からどうぞ。
コメントを残す