あまり準備せず渡航してやっぱり海外だと思い知った
中国はわりと良く行っている国で、北京、上海、大連、瀋陽を訪問したことがあります。今回訪問した杭州は初めてのエリアでワクワクしながら渡航しました。
が…噂に聞いていた PM2.5、ちょっと甘く見ていました。上海浦東国際空港で黄砂のようにガスっている景色を見て、嫌な予感がしました。PM2.5にも耐えられるという触れ込みのマスクをしていたのですが、2時間くらいで喉がイガイガしてきます。空港の中や地下鉄の駅構内もガスっている感じがするところもあり、本当に注意が必要です。
空港や駅は春節(旧正月)の時期だったので華やかな飾り付けがされていました。
上海に着いたので、上海浦東国際空港からリニアモーターカーで龍陽路まで出て、そこから地下鉄で上海虹橋まで行って、さらにそこから新幹線に乗って杭州へ、という予定だったのですが…
飛行機が1時間近く遅れたため、予約していた新幹線に乗り遅れるというアクシデント発生。中国で新幹線のチケットを交換するというのは中国語ができない私にとっては非常に高いハードルとは思ったものの、とにかく窓口で交渉するしかないだろうということで、窓口で交渉したところ、あっさり交換できました。中国語ができないのにどうやって交渉したのかというと…
LINEのおかげで助かりました。ネットワークが使えなかったらどうなることやら、でしたが、ネットワークも国際ローミングで何とかなっていて本当に良かったです。ネットワークが上手く使えなかった顛末はこちらをご覧ください。
聞いてはいたものの中国のネットワーク事情は規制が厳しく、ネットワークがあれば万歳ではありませんでした
上海の新しい交通機関を試してみました
今まで中国ではタクシーしか乗ったことが無かったので、初めてリニアモーターカーと新幹線に乗りました。
リニアモーターカーはもっと凄いのかな、と思っていたのですが普通でした
上海のリニアモーターカーは 上海磁浮列車 と書きます。当たり前ですが、線路らしい線路はありません。
リニアモーターカーの車両。これで、上海浦東国際空港から龍陽路まで行きます。
リニアモーターカーは最高 430km/h ですが、時間帯によっては 300km/h が最高時速になるようで、行きは 300km/h でしたが、帰りは 430km/h を体験することができました。
430km/h の世界まで強引に引っ張られている感じがしました。乗り心地は日本の新幹線と同じような感じです。最高速がでている時間が短い(乗車時間自体も非常に短い)ので、あっという間に着いたという印象が強いです。7 分間の移動に 50 元(飛行機のチケットを見せると 40 元になる) かかりますがタクシーで移動するよりは安いし速いです。
中国の新幹線にも乗って見た
新幹線は日本で座席を予約していたので、バウチャーを提示してチケットに交換しなければなりません。上海虹橋駅は巨大で窓口も一杯、どこに行ったら良いのかよく分からない上に英語も通じない。何とか窓口に辿り着いてチケットを交換しました。
帰りは杭州駅でチケット交換しようとしたのですが、こちらは窓口は少ないのですが、どこも長蛇の列。しかも、窓口の案内が中国語のみでどこに並んだら良いか分かりません。駅で働いている人々が英語をしゃべれる可能性は非常に低いので、近くで警備していた公安の SWAT のお兄さんに英語で話しかけたら通じました!
SWAT の先導でチケット交換してもらうという VIP 待遇で無事にチケット交換できました(笑)
こちらは行きの新幹線。車両の型番はよく分かりませんが、日本の新幹線にフォルムが非常に似ています。
こちらは帰りに乗った新幹線。ちょっとずんぐりしています。
行きはチケットを交換したため 2 等車両(硬座)に乗車したのですが、帰りは 1 等車両(軟座)に。1等車両がいわゆるグリーン車的なシートでしたが 更に上の VIP 席もあるようです。ディスプレイもついていて、日本よりも近代的なイメージでした。
2等車両でも1等車両でも座席にコンセントがあります。色々なタイプのコンセントが刺さるような形状をしています。中国国内でも色々なプラグがあるからなのかもしれませんね。
ちなみに、ホテルのコンセントは、このようになっていて O2 タイプ以外に日本の普通のコンセントタイプなども使えるようになっていました。
折角買った全世界対応変換プラグは使わなかったのか?って話になりますが…ちゃんと使いました。
久しぶりの海外出張なので、全世界対応プラグを新調しました
写真にあるようにコンセントが 4 つありますが、これをフルに使っていました。普段はマルチタップを使っているのですが、この手のタップは 110V までしか対応していないため使えませんでした。中国は 220V なので 110V のマルチタップを使うわけにはいきませんので、コンセントの口を最大限に活用せざるを得なかったということです。これは盲点でした。
最終日の早朝に世界遺産の西湖に行ってみた
今回の宿泊先から歩いて数分のところに 西湖 という湖があり、ここは世界遺産に登録されているそうなので、日の出前にホテルを出て散策してみました。
冬場ということもあり、木々は枯れ朝靄の立ちこめるとても幻想的な雰囲気でした。
DSC04080 by azur256, on Flickr
16 mm, f/4.5, ISO 400, 0.017 sec (1/60)
日の出の太陽が湖面に反射しています
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24 mm, f/7.1, ISO 100, 0.008 sec (1/125)
日が昇るとともに徐々に明るくなる湖畔
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16 mm, f/8.0, ISO 100, 0.008 sec (1/125)
場所によって全く景観が異なります
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42 mm, f/8.0, ISO 100, 0.003 sec (1/320)
何気なく切り取った景色でも、とても美しいシーンになります
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16 mm, f/8.0, ISO 100, 0.002 sec (1/640)
湖畔は公園のようになっていて、至る所に銅像などがあります。
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16 mm, f/8.0, ISO 800, 0.017 sec (1/60)
コーヒーショップの建物も景観を崩さないように配慮されています。
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18 mm, f/8.0, ISO 200, 0.017 sec (1/60)
湖の周りには色々な建物や博物館などもあり、丸一日かけて回ったら楽しそうです。
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28 mm, f/8.0, ISO 100, 0.01 sec (1/100)
西湖十景の一つ「断橋残雪」から、湖にかかる白堤を見たところ。
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16 mm, f/8.0, ISO 100, 0.006 sec (1/160)
白堤の先には錦帯橋があります。
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23 mm, f/4.0, ISO 100, 0.01 sec (1/100)
錦帯橋と言えば岩国にもありますが、どうやら、中国の錦帯橋を参考に設計されたようですね。
2011年に世界遺産に登録された中国・杭州西湖(せいこ)は、古くから山紫水明の地として知られている。この西湖には山口県岩国市の錦帯橋と同名の橋があり、たもとには日中友好の碑が設置されている。日中錦帯橋は2004年に友好橋縁組をしており、2014年4月29日には岩国の錦帯橋でも友好橋記念碑が除幕された。たまたま同じ名前だったから、というわけではない。アーチが連続する独創的な構造で、日本の伝統的橋梁技術の傑作のひとつとされる岩国の錦帯橋の誕生には、西湖の橋が深く関わっている。
via: 日中二つの「錦帯橋」は文化交流のたまもの~山口・岩国 – ショッピングコラム「週末ぶらり旅」:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/shopping/travel/SDI201405166321.html
また、広島にある縮景園はこの西湖を縮景したものらしいのです。
園の名称は、幾多の景勝を聚め縮めて表現したことによるが、中国杭州の西湖を模して縮景したとも伝えられている。 園の中央に濯纓池(たくえいち)を掘って大小10余の島を浮かべ、周囲に山を築き、渓谷、橋、茶室、四阿(あずまや)などが巧妙に配置され、それをつなぐ園路によって回遊できるようになっている。
via: 名勝-縮景園|広島市中区上幟町
http://shukkeien.jp/history.php
岩国の錦帯橋、そして広島の縮景園、ともに西湖とのゆかりがあるというのは興味深いですね。とても親近感を感じてしまいました。
出張でのちょっとしたフリータイムでしか観光できなかったのですが、なかなか良い街でした。また行きたいものです。
そうそう、杭州にはアップルストアもありましたので、聖地巡礼も忘れずにしてきましたよ。このアップルストアはアジア最大規模のようですね。Apple Store 零售店 – 西湖
機会があれば、もう一度訪問したい街です。今度は観光で行きたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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