今回はカメラ本体をちょっと物色してみました。
愛機α700もさすがにスペック的にだいぶ見劣りする
カメラのボディは消耗品という言葉はありながらも、きちんとメンテナンスすれば長く使えます。まだ手に入れてから 6 年ちょっとの α700 も当然現役ですが、フィルムカメラ以上にデジタル一眼の陳腐化は速いもので、スペック的にはそこそこのコンデジにも負ける部分が出てきています。
そこで、ふと冷静になって最近の SONY のボディスペックを比較してみました。スペックを比較しようと思うと色々なポイントがあるとは思うのですが、私が気になるポイントに絞って比較しています。α99が無いのは、現時点でα99という選択はないだろうと思っているので。
まずは α700 のカタログスペックを見てみます。センサーの画素数が今となってはだいぶ弱く感じます。そして、ISOの上が3200なので暗いところに弱いです。暗い写真はノイズが乗りやすいのは当時のセンサーとしてはある程度仕方がなかったことですが、他社に比べてノイズが乗りやすいと言われていたことを思い出しました。
- センサーは 1,224万画素の APS-C COMS センサー
- ファインダー視野率 95%
- ISO 100−3200
- 測光は40分割
- フォーカスは TTL位相差検出 11点測距
- 最高シャッター速度 1/8000
- 連続撮影速度 5枚/秒
α700と同等の現行一眼レフボディ α77 のスペックです。どのスペックも α700 より上ですが、唯一許しがたいのが EVF だということ。ファインダはペンタプリズムでスフェリカルアキュートマットの組み合わせがピントの山を見やすくて好きなので、EVFというだけで手を出さなかったのです。
- センサーは 2,430万画素の APS-C COMSセンサー
- ファインダーは 1.3cm EVF 視野率 100%
- ISO100-16000
- 測光は1200分割
- フォーカスは TTL位相差検出 19点測距
- 最高シャッタースピード 1/8000
- 連続撮影速度 11枚/秒
最新最強のフルサイズミラーレス一眼 α7R のスペックです。センサーはさすがフルサイズですが、それ以外でどうしても α7Rが使いたいと思わせるスペックは見当たりませんでした。カメラはスペックだけで決まるわけでは無いのでスペック以上のものがあるボディなのだとは思うのですが…
- センサーは 3,640万画素の フルサイズ CMOSセンサー
- ファインダーは 1.3cm EVF 視野率 100%
- ISO100-25600
- 測光は1200分割
- フォーカス コントラスト検出 25点測距
- 最高シャッタースピード 1/8000
- 連続撮影速度 4枚/秒
最新のミラーレス一眼 α6000 も見てみましょう…あくまでもカタログスペック上の話だけですが、α77とα7Rの間をとったような結構面白いスペックのミラーレスに見えます。フォーカスがハイブリットAFになっていますし、秒11枚の高速撮影も面白い。ただ EVF が 1.0cm というのがどうなのか。見づらい EVF が更に小さくなるのですよね。解像度が上がっていて、アイポイントからの距離が近くなっていれば 3mm の差は感じないのでしょうか。ここだけは気になります。
- センサーは 2,430万画素 APS-C CMOSセンサー
- ファインダは 1.0cm EVF 視野率 100%
- ISO100-25600
- 測光は1200分割
- フォーカス ファストハイブリッドAF 179/25点(位相差/コントラスト)
- 最高シャッタースピード 1/4000
- 連続撮影速度 11枚/秒
ということでスペックを比較してみて分かったことは2つ。
1つは、α700 はさすがにスペック的には最近のものに比べると見劣りするということ。
そしてもう1つはミラーレス一眼を使ったことが無いのでスペックだけ見てもよく分からない、ということ。身も蓋もない状況ですね(汗)
α700の資産を活かせるコンデジ
スペックを比較してみたわけですが、やっぱり一眼は大きいボディでなんぼだと思う気持ちは変わりません。縦型グリップを付けて威圧的な大きさをしているからこその一眼です。でも、その一方で手軽に写真が撮れないというデメリットもあり、お散歩カメラとして最新ボディを体験してみたいと思い始めました。そうなると、今のシステムである A マウントレンズを活かすべきという考えになるわけで、SONY のミラーレスにやたらと興味が湧いてきました。
ただ、ここで手ブレ防止システムの変更という問題があるのは忘れてはなりません。従来の A マウントシステムは手ブレ防止をボディに搭載していました。このため、オールドレンズなどでも手ブレ防止機能を使うことができたわけです。ところが、最近の E マウントのシステムは、他のメーカー同様にレンズ内に手ブレ防止機構を組み込んでいます。したがって、従来の A マウントレンズを使った場合、手ブレ防止機能は働かないということになります。
手ブレ補正があることで助けられたことも多々あるのは事実ですが、良く考えたら昔はそんな補正がなかったんですよね。一生懸命、シャッタースピードを稼いで息を止めて、脇を締めて撮影していました。
その頃に戻るだけと思えば、従来のTTL位相差検出での高速フォーカスができる α6000 とマウントアダプター LA-EA4 の組み合わせが良さそうな気がします。
普段遣いは α6000 に 16-50mm のノーマルレンズをつけて散歩カメラに、ちょっと本格的に撮りたければ A マウントアダプタでレンズ交換、更には α700 には SAL70200G を着けて、α6000 に SAL1680Z を付けてサブ機扱いにするという手もありそうです。
いままで α700 のサブ機がなかなか見つからなかったのですが、この α6000 はちょっとイイ感じになりそうじゃないですか?
よくよく調べたら発売されたばかりのボディなんですね。色々なレビューも上がっていますが、割りとイイ感じのレビューが多いですね。これは買いなんじゃないですか!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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