金曜日の夜中にそのような状況であることが分かり、少し調べてみましたが上手く解決できず。とにかく安全に録画できるシステムを作るべく急遽 RD-X9 を購入。Bluray を搭載した RD-X9 の後継機種を狙っていたのですが、その夢は儚くも散りました。
その後 Web 上でもう少し調べてみたところ、 REGZA に接続していた HDD を直接触って対処できるような話が出ていたので、試してみたところ上手くいったので覚書を兼ねてエントリしておきます(この現象は何度も発生するので、このページを見なくとも対応できるようになってしまいましたが…)。
なお、非公式情報と思われますが、2010年5月中旬にファームウェアアップデートで対応されるという話も漏れ聞きます。急がない方は以下の方式ではなく、ファームアップデートを待ったほうが良いかもしれません。いずれにせよメーカー公開情報ではありませんので、あくまで試される場合は自己責任でお願いします。
REGZA の Z9000 シリーズは録画用に USB 接続の外付け HDD を繋ぐことができるということも選択の理由になりました。実際に使ってみるとなかなか使い勝手が良かったので色々とため込んでいたのですが、突然プレイリストが表示できない状態に。この状態になるとリモコンを操作しても何も反応せず、リモコンの電源ボタンを長押しして強制的に電源を落とすしかない状態「プレイリスト フリーズ」に陥ります。
このケースで東芝に問い合わせた方々は再フォーマットの指示を受けたそうです。
REGZA の USB 接続 HDD は xfs というファイルシステムでフォーマットされているらしく xfs を採用した汎用 OS から接続すればファイルシステムとして内容を確認できるということだったので試してみました。結論から言うと、私の場合は「プレイリストフリーズ」を起こす原因となる録画ファイルがあるようで、その対象ファイルを削除しない限り何度も再発する状態でした。最終的には、問題の録画ファイルと思われる録画ファイルを削除することで復活させました。
Knoppix導入
まずは xfs を読める汎用 OS の準備が必要です。既に Linux 環境などで xfs を読めるようになっている方は不要ですが、そうでない場合は Knoppix を利用するのが簡単なようです。私もリビングで作業したかったので Knoppix の環境を準備しました。KNOPPIX Japanese edition で配布されている日本語版の 5.3.1 DVD ブートイメージをダウンロードします。最新は 6.2 のようですが Web 上の情報では 5.3.1 DVD 版が利用されていたので深く考えずに同じ構成を選びました。この iso ファイルを DVD に焼き付けて普段は Windows を使っているノート PC で Knoppix を起動します。
HDDのマウントとリペア
Knoppix が起動したら REGZA に接続していた USB 接続のハードディスクをノート PC の USB ポートに接続します。
しばらく待つと Knoppix のデスクトップに USB デバイスが現れますので、そこに表示されているデバイス名( sdb1 とか sdc1 とか)を覚えておきます。
これ以降の作業は概略を言うと root になって、必要があれば SuperBlock のリペアをしてからマウントして、プレイリスト情報を削除する、という流れです。
まずは、 su で root になり、ディスクをマウントします。既にマウントされている場合があるので、念のため mount コマンドで確認します。マウントされていなかったらマウントして、マウントされてしまっている場合にはマウントの状態を確認して書き込みできないようであれば、アンマウントしてから再度マウントしてください。今回はデバイスが sdb1 でしたので以下のコマンドを叩きます。
>su
#mount
#umount /dev/sdb1
#mount -rw /dev/sdb1 /media/sdb1
この時に Super Block が壊れているようであれば以下のコマンドでリペアします。数十秒でリペアは終わると思います。リペアが終わったら、再度マウントします。
#xfs_repair -Lv /dev/sdb1
マウントできたら /media/sdb1 に移動してファイルをリストします。リストされたファイルの中に、以下の3種類のファイルがあるはずです。このファイルをバックアップするなりして削除します。
(私は何度もやっているうちに完全に不要だと割り切ったので、今はバックアップもせずに削除だけしています。どうやらこれらのファイルが無くても、次にプレイリスト表示した際に自動生成するようです)。
NNNNNNNNNN は、個体によって変わる識別子のようです。
この4つのファイルを移動、または、削除します。その後で、/dev/sdb1をアンマウントしてUSBからディスクを外します。
これ以降の作業は概略を言うと root になって、必要があれば SuperBlock のリペアをしてからマウントして、プレイリスト情報を削除する、という流れです。
まずは、 su で root になり、ディスクをマウントします。既にマウントされている場合があるので、念のため mount コマンドで確認します。マウントされていなかったらマウントして、マウントされてしまっている場合にはマウントの状態を確認して書き込みできないようであれば、アンマウントしてから再度マウントしてください。今回はデバイスが sdb1 でしたので以下のコマンドを叩きます。
>su
#mount
#umount /dev/sdb1
#mount -rw /dev/sdb1 /media/sdb1
この時に Super Block が壊れているようであれば以下のコマンドでリペアします。数十秒でリペアは終わると思います。リペアが終わったら、再度マウントします。
#xfs_repair -Lv /dev/sdb1
マウントできたら /media/sdb1 に移動してファイルをリストします。リストされたファイルの中に、以下の3種類のファイルがあるはずです。このファイルをバックアップするなりして削除します。
(私は何度もやっているうちに完全に不要だと割り切ったので、今はバックアップもせずに削除だけしています。どうやらこれらのファイルが無くても、次にプレイリスト表示した際に自動生成するようです)。
- .toshiba_size_info_NNNNNNNNNN (ディスク残量情報)
- .toshiba_serieslist_NNNNNNNNNN (連ドラリスト)
- .toshiba_isn_info_NNNNNNNNNN(今すぐニュース、このファイルが無いこともある)
- .toshiba_dir_info_NNNNNNNNNN (録画リスト)
NNNNNNNNNN は、個体によって変わる識別子のようです。
この4つのファイルを移動、または、削除します。その後で、/dev/sdb1をアンマウントしてUSBからディスクを外します。
REGZAに繋ぐ
リペアを終わらせたディスクを REGZA に繋いで録画リストを確認します。この状態で無事録画リストが表示されたら OK です。なお、録画リストは現在の録画ファイルから自動生成されるので、自動再作成された録画リストがおかしくなる場合があり、そうすると次からまた「プレイリストフリーズ」が発生します。そのためプレイリストが表示されたタイミングでプレイリストフリーズが発生するようになった直前あたりの録画タイトルに当たりをつけて削除します。私の場合は子供が金曜の夕方に見てた時は見れていて、金曜日の夜中にプレイリストフリーズが発生したので、金曜日の夜の録画が怪しいと考えて、そのプログラムを RD-X9 にダビングした後で(ここでまたプレイリストフリーズが発生するのでリペアを実施して)削除したところ今はプレイリストフリーズが発生しなくなりました。
最後に
結局、近いうちに再発するかもしれないので多くの番組は RD-X9 で録画するように切り替えましたが、手軽さから言うと REGZA の録画です。残さないで済むものは REGZA に録画したいのですがプレイリストフリーズの発生条件が判らないので、今度また発生したらリペア作業をするしかありません。最悪の事態は避けられるので良いのですが、一日も早く修正して欲しいものです。
■参考にした情報源(ありがとうございました)
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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