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懐かしい。”4人目のYMO”と呼ばれた松武秀樹さんが書いたYMOの初期の頃の話やシンセサイザーの話が満載。
保存状態があまりよくなかったので本自体はすっかり日焼けしてしまっていますが、内容はとても懐かしく、今読み返すことで改めて分かることなどがありました。
特に、メンバ3人をそれぞれ松武秀樹さんの視点で紹介している章は、今ではなかなか聴く事の出来ない秘話の様相を呈しています。「細野さんは求道者のような音楽家!」、「教授は感情を持つコンピューター!」、「幸宏は存在自体がポップ!」など、当時だからこその話や現在にも通じる話など盛りだくさんです。
また、YMOでの使用機材の一覧などもあり、当時は高嶺の花だったシンセサイザを、この本を読みながら想像したりしていたことを思い出しました。今でこそシンセサイザーは手軽に成りつつありますし、デジタル化されているため音作りの敷居も下がったように思いますが、当時のアナログシンセサイザーは、波形だのVFOだのを調整しなければならず、期待した音などこれっぽっちも作れず、とにかく憧れでしかありませんでした。(とはいえ、私は今でも音作りなどできるわけではありませんが…)。
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残念なことに既に絶版になってしまっていて古本でもなかなか手に入りにくそうですので、大切にしておくことにして本棚の奥にしまいこみました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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