大人はアート展を楽しみ、子供は未来の遊園地で楽しむ、という想定で行ってきましたが、どちらも十分に楽しめた素晴らしい企画展でした。
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アートの先鋭手法を体験できる企画展
この企画展はチームラボというクリエイター集団のアート作品の発表と、子供たちがクリエイターになり遊ぶことができる未来の遊園地が同時に展示されています。
企画展の公式サイトには次のように書かれています。
デジタル領域を中心に独創的な事業を展開するウルトラテクノロジスト集団チームラボが、これまで発表してきたアートと遊園地を一度に体験できる世界初の大展覧会となります。世界各地の美術展などで話題となり、この夏にはニューヨークの著名ギャラリーで高い評価を得た「デジタルアート」と、全国各地で子どもたちを楽しませ、発展を続ける「学ぶ!未来の遊園地」プロジェクトの作品が、日本科学未来館に集結し、これまでにない規模で展示されます。アートと遊園地の新旧作品を、体系的に紹介する本展は、チームラボの魅力と全貌に触れる、またとない機会となります。
via: チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地
http://odoru.team-lab.net/
実際、すごく人気が高く会期が1ヶ月延長されたほど。連休ということもあり混雑が予想されたので、朝 8 時過ぎにお台場に到着するスケジュールで行動しましたが、会場の中はそれなりに混雑していました。
会場はお台場の未来科学館です。駐車場も周囲にあるので車でのアクセスも便利です。
最初は様々なデジタルアートから始まります。4K画像による空書はその表現力に圧倒されました。
いくつもの作品がある中で、個人的にお気に入りなのが「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 ‒ Light in Dark」です。
漆黒の闇にカラスが飛び回り、その奇跡が新たな物体を創造していくとても幻想的な作品
作品自体は、こちらの動画でも見ることができますが、これは平面一枚の作品
アート展では、この作品を複数のスクリーンの上に投影し、奥行のある作品として展示されていました。
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スクリーンから最も離れた壁の真ん中に背中をつけて、全景を見ていると奥行きを感じてとても不思議な感覚になります。
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多分、4、5回は見た気がします。そのくらい中毒性の高い空間でした。
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遊園地では子供たちが手を動かし、アートを実体験することができます。
決められた素材に色々な絵を描くことで、それがアート作品の一部になるのです。
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書いた絵はすぐに読み込まれて、スクリーンの中で 3D オブジェクトになって表示されます。
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絵の読み込みは ScanSnap SV600 で行われていました。読み込んで2秒くらいでスクリーンにオブジェクトが入り込んできます。
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こんなメッセージを書いた亀を泳がすこともできます。
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ふなっしーを書いて、踊らせたりもできます。
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その他にも積み木を使って道路や河を動的に作ることで街づくりができるアトラクションなどもあり、子供たちは夢中であそんでいました。
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キネクトを使った「小人が住まうテーブル」はものを置いたり、手で触ったりすることでテーブルの上に表示されているオブジェクトの動きが変わります。まるでレミングスみたいな感じで面白かったです。子供たちも、何かをすると反応が返ってくるので色々と試行錯誤していました。
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大人は仕掛けを楽しみ、子供はリアクションを楽しむ、そんな楽しみ方ができるイベントです。
足を運ぶ前には公式ページで作品についての予備知識を仕入れていくと更に楽しめると思います。
チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地
会期は 2015/5/10(日) まで、残り少ないですが、お子様と一緒に行ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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