NASAとJAXAのコラボレーション
日本が誇る宇宙研究機関の JAXA と世界ナンバーワンの宇宙研究施設であるアメリカ航空宇宙局 NASA がタイアップして実現した博覧会、宇宙開発の歴史を実際の機材や模型などで学ぶことができる素晴らしいものでした。
今では国際宇宙ステーションもあって、宇宙に行くのは選ばれた人ではあるものの、あり得ない話ではなくなっています。しかし、現在の宇宙開発に至るまでの多くの経験があることをしっかりと学ぶことのできる素晴らしい展示の数々に触れることができました。
NASAの展示エリアは宇宙開発の歴史そのもの
地球周回軌道に到達するためのマーキュリー計画、月着陸を想定した宇宙遊泳やランデブーを行ったジェミニ計画、そして、月に人類を送り込むための計画、アポロ計画、そしてスペースシャトルまで見ることができます。
タイタンIロケットのエンジンなども展示されています。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/15 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/15 sec
複雑なパイピングを見れるのは滅多にない機会です。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16 mm, f/9.0, ISO 6400, 0.033 sec (1/30)
(All Rights Reserved)16 mm, f/9.0, ISO 6400, 0.033 sec (1/30)
アポロ計画のきっかけになった、ケネディ大統領の 1962 年のスピーチ “We choose go to the moon.” が流れていました。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
45.0 mm, f/8.0, ISO 6400, 1/30 sec
(All Rights Reserved)45.0 mm, f/8.0, ISO 6400, 1/30 sec
サターンV型ロケットの 1/10 模型。1/10 でも大迫力です。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/20 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/20 sec
月着陸船が格納されている様子や
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
32.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/25 sec
(All Rights Reserved)32.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/25 sec
オービターなども模型ではあるもののきちんと作られています。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
宇宙服もジェミニ計画の時のものやアポロ計画のもの、別の場所には最新の船外活動用の宇宙服なども展示されています。段々と進化していく様子が良くわかりました。写真はアポロ計画の時の宇宙服だそうです。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
21.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
(All Rights Reserved)21.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
月面車も展示されています。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
17.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
(All Rights Reserved)17.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
タイヤはゴム製ではなく、金属製なんですね。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/8 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/8 sec
操作パネルがとても精密なんですが、ジョグスティックのような装置が可愛らしいです。
DSC02371 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
50.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
(All Rights Reserved)50.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
アポロ司令船のレプリカもありました。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/40 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/40 sec
そして、このパラシュートは本物のアポロ17号司令船が帰還した時のパラシュートです。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/15 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/15 sec
スペースシャトル アトランティス号のコックピット部分の実物大模型もありました。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/30 sec
コックピットはジャンボジェットのコックピットを更に複雑かつ不要なものをそぎ落とした感じです。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/10 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/10 sec
JAXAエリアも負けていません
NASA の展示も凄かったですが、JAXA も負けていません。
JAXA では何と言っても はやぶさ ですね。本物は燃え尽きてしまっていますから、これは模型なわけですが、カッコいいですね。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
18.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/60 sec
(All Rights Reserved)18.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/60 sec
はやぶさの模型の裏側に回るとサンプラーホーンなどの部品も見ることができます。
DSC02450 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
20.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/40 sec
(All Rights Reserved)20.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/40 sec
そして、イトカワ小惑星からサンプルを採取してきたカプセルも展示されています。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
29.0 mm, f/9.0, ISO 4000, 1/60 sec
(All Rights Reserved)29.0 mm, f/9.0, ISO 4000, 1/60 sec
カプセルだけでなくイトカワ小惑星から回収したサンプル微粒子の実物を見ることができました(見れない時もあるらしいですのでご注意を)。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
20.0 mm, f/9.0, ISO 4000, 1/60 sec
(All Rights Reserved)20.0 mm, f/9.0, ISO 4000, 1/60 sec
これは、はやぶさ に搭載されていたマイクロ波放電イオンエンジンの模型です。このエンジンが数々の奇跡を生み出したエンジンなのですね。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
42.0 mm, f/9.0, ISO 2500, 1/80 sec
(All Rights Reserved)42.0 mm, f/9.0, ISO 2500, 1/80 sec
8Kは凄かった!
写真は撮ってはいけない、ということで無いのですが、NHKが制作した 8Kスーパーハイビジョン「絶景体感 宇宙」は素晴らしい映像でした。とにかく素晴らしい画質に22.2チャンネルのマルチチャンネル音響で臨場感溢れる体験をすることができました。
この映像はぜひ見てください。
国際宇宙ステーション(ISS)の展示もあります
宇宙ステーションが現実のものになって久しいですが、模型とはいえ全容を見たのは始めてでした。とても大きく、そして美しい施設です。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
50.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/30 sec
(All Rights Reserved)50.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/30 sec
真下から写真を撮ってみました。シルバーに輝くユニットがキレイです。実際に宇宙にいる姿を見てみたいですね。
DSC02528 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/60 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/60 sec
そして、実験棟きぼうのレプリカの展示があります。
DSC02479 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 4000, 1/60 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 4000, 1/60 sec
中は至る所が機能美でカッコいいんです。
DSC02492 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
21.0 mm, f/9.0, ISO 2000, 1/60 sec
(All Rights Reserved)21.0 mm, f/9.0, ISO 2000, 1/60 sec
マニピュレータの操作パネル、真ん中にあるパソコンは IBM の Thinkpad でした。
DSC02493 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 5000, 1/60 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 5000, 1/60 sec
ん、子供たちが何かを見つけました…指さしている先には…
DSC02494 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 2000, 1/60 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 2000, 1/60 sec
可愛らしい付箋紙が!無重力だからパネルに貼り付けているんだよ、という話をしましたが、本人達は自分たちが普段使うものと同じものがあったのに感激したようです。
DSC02495 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
50.0 mm, f/9.0, ISO 2000, 1/80 sec
(All Rights Reserved)50.0 mm, f/9.0, ISO 2000, 1/80 sec
ISS の個人の居室はとても狭いのですね。左側に見える青いものが寝袋のようなベッドです。無重力だからこそのレイアウトだな、とは思いましたが、この狭さは辛い。
DSC02501 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/60 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/60 sec
お約束の宇宙食のコーナーなのですが…
DSC02503 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
16.0 mm, f/9.0, ISO 3200, 1/60 sec
(All Rights Reserved)16.0 mm, f/9.0, ISO 3200, 1/60 sec
野菜生活はこのパッケージのまま宇宙食になるのでしょうか?びっくりです。
DSC02504 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
50.0 mm, f/9.0, ISO 3200, 1/80 sec
(All Rights Reserved)50.0 mm, f/9.0, ISO 3200, 1/80 sec
そして、お弁当とかに付いているカゴメのケチャップもこのままで良いみたいです。
DSC02505 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
50.0 mm, f/9.0, ISO 2500, 1/80 sec
(All Rights Reserved)50.0 mm, f/9.0, ISO 2500, 1/80 sec
こちらは宇宙食らしいイメージですが、中身はなんとお赤飯です。バリエーション豊かになったのですね。
DSC02508 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
38.0 mm, f/10.0, ISO 4000, 1/60 sec
(All Rights Reserved)38.0 mm, f/10.0, ISO 4000, 1/60 sec
その他、日本の衛星、イカロスや火星探査衛星「のぞみ」のエンジニアリングモデルなども数多く展示されていました。ぜひ、皆さんの目で確かめてください。日本の衛星ってスゴイな、と再認識しました。
お待ちかねのキュリオシティ
ドン!
あ、間違えました。こっちです。火星探査機キュリオシティの実物大模型。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
31.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/30 sec
(All Rights Reserved)31.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/30 sec
センサー部分が顔のようで愛くるしいです。
DSC02539 by azur256, on Flickr
Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
50.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/40 sec
(All Rights Reserved)50.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/40 sec
こちらは各種センサーを取り付けたアーム、このアームで
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
50.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/25 sec
(All Rights Reserved)50.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/25 sec
360度、すべての角度から見れるように展示されています。こんなロボットが火星を探索しているのかと思うとロマンを感じます。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
23.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/25 sec
(All Rights Reserved)23.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/25 sec
少し高いところからも見れます。LEGO で作った上部のセンサー部分とかも見れて感動しました。
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
46.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/25 sec
(All Rights Reserved)46.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/25 sec
実は、この宇宙博で見るべきものとしてもう一つのアイテムがあります。それは「レッドブル・ストラトス」で使われた高高度フリーフォール用カプセルです。これについては、また別のエントリでまとめたいと思います。
(書きました→ 宇宙博 2014 で見るべきもう一つのチャレンジ「レッドブル・ストラトス」って知っていますか? )
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Sony ILCE-6000 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
28.0 mm, f/9.0, ISO 200, 1/60 sec
(All Rights Reserved)28.0 mm, f/9.0, ISO 200, 1/60 sec
だいぶ長々と書いてしまいましたが、いかがだったでしょうか。楽しそうだと思っていただけたら幸いです。
2014/09/23 まで開催しています。宇宙についての勉強にもなりますので夏休みの自由研究にいかがでしょうか。
flickr のアルバムにはその他の写真も上げていますので、宜しかったらそちらもどうぞ。
Space expo 2014 – an album on Flickr
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