宇宙博 2014 自体のエントリはこちらをご覧ください。
宇宙博 2014 NASA・JAXAの挑戦は近郊の方はぜひ行くべき、とても珍しく完成度の高い博覧会でした
レッドブル・ストラトスとは高高度からのフリーフォール
DSC02625 by azur256, on Flickr
28.0 mm, f/9.0, ISO 200, 1/60 sec
簡単に言うと「ものスゴイ高さからフリーフォールで落下して世界記録を打ち立てた挑戦」なのですが、あり得ないくらいの高さなんです。詳細をご紹介するまえに、次の動画を見ていただくと良いかも。チャレンジの模様を1分30秒にまとめたダイジェスト映像です。これだけ見ても細かいことは分からないと思いますが、全体感は分かっていただけるかと。
このチャレンジは、気球で高度 39,044 メートルまで上昇し、そこからフリーフォールするという狂気の沙汰のチャンレンジ。飛ぶのはフェリックス・バウムガートナー、高度 39km ということは完全に成層圏、そこからのフリーフォールでの最高速は 時速 1,342.8km (マッハ1.2) に到達したそうです。もう、全然意味が分からない世界ですが、この動画を一度見たら絶対に忘れられません。
そんなレッドブル・ストラトスで使われたカプセルが宇宙博にやってきていました。
DSC02560 by azur256, on Flickr
50.0 mm, f/10.0, ISO 6400, 1/25 sec
実物を見ると、何かこの世のものではないような、とてつもない違和感を感じてしまいました。このカプセルが気球によって空高く運ばれたのです。
DSC02626 by azur256, on Flickr
16.0 mm, f/9.0, ISO 6400, 1/60 sec
このシートに座ってフェリックスは 39km の高さまで上がっていったんですね。
DSC02655 by azur256, on Flickr
29.0 mm, f/9.0, ISO 4000, 1/60 sec
カプセルの周りにはレッドブル・ストラトスに関する情報が色々と紹介されています。
DSC02631 by azur256, on Flickr
25.0 mm, f/9.0, ISO 1000, 1/60 sec
カプセルについても色々な情報が紹介されています。
DSC02652 by azur256, on Flickr
16.0 mm, f/9.0, ISO 800, 1/60 sec
音速を超えられたのは4分20秒の落下のうちで34秒だけ。これは成層圏から対流圏に変わることで大気の抵抗を受けることから減速してしまった結果だそうです。
DSC02638 by azur256, on Flickr
37.0 mm, f/9.0, ISO 1600, 1/60 sec
このミッション、色々な記録を打ち立てたのですね。
DSC02639 by azur256, on Flickr
46.0 mm, f/9.0, ISO 1600, 1/80 sec
このチャレンジについてフェリックスは次のような言葉を残しています。
「私が名誉に思えること、それは、私自身やチームはもちろん、私たちのミッションから情報を得た人々がデータを活用してくれるということだ。航空宇宙分野の安全が次のレベルに進み、科学に対する子供たちの興味を刺激し、また純粋に、人々が抱える目標を追い求めるきっかけになればいいと思う。人々のどんな夢が実現して、私たち皆に活かされるのか、私はそれを楽しみにしている」
つまり、このチャレンジは単なる記録のためや冒険心を満たすためのものではなく、このチャレンジを成功させるために必要になった技術革新やチャレンジで採取された様々なデータがこれからの世の中に役に立つことを期待したものだということです。
レッドブル・ストラトスについての更なる情報はこちらの公式ページをご覧ください。
Home | Red Bull Stratos
こちらには成功直後の速報記事が掲載されています。
人類の歴史に新たな一歩が刻まれる RED BULL STRATOSが成功!! 4つの世界新記録を樹立
先ほどご紹介した以外にも動画があります。
カプセルからテイクオフして着地するまでをマルチアングルで撮影した映像。途中できりもみに入った時はドキドキしました。
こちらが先ほどの2本も含む公式チャンネルにある Red Bull Stratos の 23 本の動画の再生リストです。
さらにじっくり見たい方には、当日のライブストリーミングの録画が非公式でアップされていたのでこちらもリンクだけご紹介しておきます。http://youtu.be/rNhmYaWiPEk
宇宙博にいかれる方は、ぜひこの展示を見てください。冒頭ご紹介した動画は宇宙博の会場でも見ることができます。人類の探求心とその結果もたらされる技術革新に思いをはせる展示でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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