寄せ木細工の秘密箱を作れる体験コースに参加
寄せ木細工と言えば「秘密箱」らしいです。「秘密箱」とは、各面を少しずつ動かしながら、特定の法則で操作すると蓋が開くというアレです。今回は箱根丸山物産さんにお邪魔しました。
寄木細工専門店 -箱根丸山物産-
こちらの丸山物産さんでは、秘密箱を作る体験コースを開催されています。私たちがお邪魔したのは朝10時からの回だったので、他の方はいらっしゃいませんでしたが、その後は団体さんが体験されていたようですので、事前予約されるのが良さそうです(うちは事前予約しました)。
寄木細工 秘密箱 体験工作 – 箱根寄木細工専門店 箱根丸山物産
今回は子供たちが作成するので小さい方の秘密箱を作ってみました。
秘密箱はパーツに分かれているものを組み合わせていくだけなので、難しいことはありません。
あらかじめ切られている溝に板をはめ込んでいきます。
小学生くらいなら低学年でも十分作れるくらい簡単ですし、お店の人がちゃんと教えてくれます。
こうして秘密箱ができたら、次は寄せ木細工に仕上げていきます。
寄せ木細工を薄くシート状にしたもの(ズク)がシールになったものがセットの中に入っています。工芸品に使われるものよりも厚いシールなので、普通の人でも神経を使わずに扱うことができます。
これをサイズを合わせて各面に貼っていきます。
色々と柄が違うので気に入った柄をどこの面にするかを考えながら貼っていました。
シールが貼り終わったら、次は表面にロウを塗って光沢を出していきます。
ロウを塗っては布で磨く、ということを繰り返し艶を出していきます。
そして、それぞれ自慢の秘密箱ができあがりました。
大人がハマった寄せ木細工の作り方
この寄せ木細工の創り方も丸山物産さんで見学することができます(いつも見れるわけでは無いようです)。
寄せ木細工は、このように複数の木片を規則的に組み合わせた種板といわれるものを作り、そこから削り出していきます。
この種板を色々なパターンで作るそうです。
こんなのも
そして、もっと色々と組み合わせるとこんな大作になります。
種板をカンナで削れば、寄せ木細工の薄いシート、いわゆるズクが作れます。
種板を一回作れば同じ柄を沢山作れる(つまり大量生産できる)と思っていました。確かに枚数は沢山取れるそうなのですが、種板を作るのにとてつもない時間が掛かることや、寄せ木に使える木の収集に大変な労力を必要とすることなど、とても興味深いお話を伺うことができました。
寄せ木細工には、幾何学模様だけでなく、様々な絵柄を模したものもあるそうで、富士山の絵を見せてもらいました。これも種板を作って削り出したものだそうです。
もっとアップで見てみましょう。この絵柄が全て木の組み合わせでできていて、それを一枚に削り出しているそうです。
とても楽しく伝統工芸を学ぶことができました。こういう勉強を兼ねた旅行もなかなか良いものですね。
実は、もう一つ面白い体験をしたのです。最初に作った「秘密箱」は単純なパターンのものだけでなく、様々な創意工夫をされたものがあり、それを体験できるからくり美術館も見学させてもらいました(丸山物産さんの建物の中にあります)。
こちらについては、以下でご紹介していますので、そちらも宜しければご覧ください。
箱根の「関所からくり美術館」でからくり箱に挑戦してたら時間がいくらあっても足りない!
あと、箱根細工の名刺入れもお土産に買いました。
久々に一目惚れ!寄せ木細工でできた名刺入れを購入しました
お近くの方は、是非、箱根を訪問してみてください。楽しめると思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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