最近はEvernoteにハマっている訳ですが、Evernoteを活用するためにはとにかく何でもEvernoteにストックする、という @goryugo師匠の教えにしたがっています。そうなると、すぐにEvernoteにPOSTできることが重要になり、今までは師匠が勧めているFastEverを使っていました。

Ebisu SoftさんからもQuick Everという同様なソフトがリリースされています。Ebisu Softさんのソフトは光栄にもβテストさせていただいているので、今回はQuick Everをご紹介。
FastEver同様、基本的にはEvernoteにノートをPOSTすることに特化したツールです。アプリを起動すると入力画面が出るシンプルな作り。


そのため、ほとんどの機能はFastEverと同等です。具体的には

• メモを入力してEvernoteにPOSTできる
• ノートブック、タグの選択
• 日時の挿入
• チェックボックスの入力
• ATOK padとの連携
• 位置情報の登録

敢えて違いを挙げるとすると、Quick Everのみできること

• 箇条書きが入力できる
• ローカルノートという概念がありメモをローカルに保存しておける
• Atok Padへの連携がワンタッチでできる(FastEverは2タッチ)

このように箇条書きを入力することができます。これは結構嬉しい。


入力したデータは一番右の↑をタップするとEvernoteにPOSTしてくれますが、左の「＋」をタップすることでローカルに保存することができる。ローカルノートのうち、EvernoteにPOST済みかどうかはアイコンに「E」マークが付いているかどうかで判別できます。少し整理した文を書きたい場合などには便利な機能です。


一方、FastEverのみができることは、

• 画面のローテートへのカスタマイズ
• タグをPOST毎にリセットできる

機能的にはQuick Everの方が若干優勢。しかしながら、違いは本当に些細な違いであり、どの機能を重視するかによって優劣の判断が別れるように思います。例えば、ATOK padとの連携を重視するなら、Quick Everの方がワンタッチな分だけ使い勝手が良いということになると思います(入力画面の下の「A」をタップすればATOK padが起動します)。

しかし、紹介しておいてこういうことを書くのも気が引けるのですが、私個人としては、今はFastEverに軍配があがっています。その理由はPOSTする時の操作感。Quick EverもFastEverもPOSTは非同期でやってくれるように見えるのですが、Quick EverはPOSTする間待たされるように思えます。FastEverは一瞬で次のノートを入力することができるようになります。Evernoteに色々なものをメモしようとすると、次のノートをすぐに入力できるということはとても重要です。

Ebisu Softさんには、既にフィードバックさせていただいており今後のバージョンアップに期待したいと思います。また、もう1つ、是非、強化して欲しいのは位置情報の入力方法。Quick EverもFastEverも設定でON/OFFを変更できるのですが、登録するノートによって位置情報を入力するかどうかを決める、という使い方ができません。普段のノートに入力している情報には位置情報は不要なのですが、お店の情報などを入力する時には位置情報を一緒に入れたいことがあります。この時にわざわざ設定を変更するのは面倒です。特にFastEverの場合には、位置情報のON/OFFを変更するとアプリの再起動が必要となり実用的ではありません。

今は位置情報を入れたい時にはQuick Everを、普段使いはFastEverを、というアプリの使い分けで対応しています。是非、このあたりを改善してもらえれば使いやすくなるかな、と思いますので、期待を込めてのエントリです。

なお、EvernoteにPOSTする機能を持ったアプリには、ATOK padやNote & Shareなどもありますが、これらのアプリはまだ使い込んでいないので、また機会があればご紹介したいと思います。

Quick Ever 1.1（iOS 4.0 テスト済み）
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ￥230
更新:2010/10/05

FastEver 1.4
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ￥230
更新:2010/10/02

Note & Share 1.1.0
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ￥115
更新:2010/10/11

ATOK Pad 1.1.0
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ￥1,200
更新:2010/10/06

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