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iPhoneを上手く充電できないケーブルには法則があるかもしれない

iPhone の充電がケーブルによって上手くいったり、いかなかったりするのをチェックするために USB 電圧・電流チェッカーを買った @azur256 です。
今回、ケーブルとポートの組み合わせをいくつか試してみたところ、法則めいたものを見つけました。たまたま私の環境ではということになりますが何かの参考になれば幸いです。



RT USBVA1 049

ダメな場合は、電流が少ない状態


先日買った USB 電圧・電流チェッカーを使ってダメなケーブルの電圧と電流を見てみることにしました。
ケーブルチェックのためにUSB電圧・電流チェッカーを買ってみた

ちなみに、この測定をした時の iPhone 側のバッテリー残量は 50%強 でした。トリクル充電にはなっていない状態で計っています。

純正ケーブルはきちんと使えます。この時の電圧は 5.00V
RT USBVA1 047

電流は 0.99A となっています。優等生の数字ですね。
RT USBVA1 049

では、上手く充電できないケーブルを繋いでみます。Radius 製の Lightning フラットケーブル。
Radius製 Lighting フラットケーブルを買ってみた

このケーブルは MFi 認証品で問題なく使えていたのですが、最近になって充電できなくなりました。電圧は 5.15V で問題なし
RT USBVA1 051

電流は 0.09A と全然流れていません。これでは充電できませんね。
RT USBVA1 050

そしてもう一つの上手く行かない巻き取り式のケーブルです。以前、調子が悪いと書いたものです。
巻き取り式 Lightning ケーブルがご臨終になりました、ちょっと危ない壊れ方なのでご紹介しておきます

こちらのケーブルの場合、電圧は 5.08V なので問題なし
RT USBVA1 053

電流は 0.72A とちょっと足りません。電流が変動して充電できたり出来なかったりを繰り返すのかもしれません。
RT USBVA1 052

こうやってみると、やっぱり Macbook Pro の USB ポートは問題なく、ケーブル側に問題があるように見えます。

先ほどダメだったケーブルもちゃんと電流が流れるケースがある


念のため他の USB ポートも使って計測してみたところ、面白い結果になりました。使ったのは iBUFFALO の USB 充電器。これは 1A ポートと 2.1A ポートを持っています。


先ほどダメだった Radius 製のケーブルを 1A ポートに繋いだところ、電圧は 5.10V
RT USBVA1 039

そして電流は 0.99A ときちんと流れます。
RT USBVA1 038

試しに 2.1A ポートに繋いでみると電圧 5.10V
RT USBVA1 036

電流は 0.49A しか流れません
RT USBVA1 035

巻き取り式ケーブルの場合も 2.1A ポートに繋ぐと 0.67A しか流れません
RT USBVA1 031

純正のケーブルは 1A ポートで 0.99A (ボケてすみません)。
RT USBVA1 043

2.1A ポートでもきちんと 0.98A が流れています。
RT USBVA1 041

どうやら、上手く充電できないケーブルは USB ポート側が 1A 以上の電流を流すとダメになっている模様。

Mac は接続機器が Apple 製品の場合は USB 規格(USB2.0 で 500mA、USB 3.0 で 900mA)以上の電流を流すようになっているのですが、最初は、その認識がおかしくなったのかと思っていました。

しかし、単なる USB 電源アダプタでも 2.1A ポートで、低電流になってしまっているのを考えると iPhone 側でなんらかの過電流保護回路のようなものが働いているのでしょうか。何か情報をお持ちの方、ブログ記事 や Facebookページ へのコメント、Twitter などで教えていただけると嬉しいです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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