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ノート e-POWER のワンペダルドライブ用ブレーキランプを LED で増設しました

ノート e-POWER は、アクセルペダルだけで、ある程度ドライブできるワンペダルドライブという機能があります。アクセルを離した時に回生ブレーキが働いて車を完全停止させることができるのですが、この回生ブレーキがある程度以上の減速の場合は、ブレーキランプが点くそうです。
これは、0.13Gを超える回生ブレーキはブレーキランプを点灯することが義務付けられているためだそうです。

「アクセル操作装置を解除することによって作動する電気式回生制動装置が作動している場合について、現在はいかなる減速度であっても制動灯等の点灯を禁止しているが、減速度がある一定以上になる場合にあってはその点灯を義務付ける。 」
自動車基準の国際調和、認証の相互承認等に関する「道路運送車両の保安基準」、「装置型式指定規則」及び「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」の一部改正について


ところが、ブレーキランプが点いているかどうかが運転手からは全く分からず、e-POWER のユーザからは不満が多い点なのではないかと思います。不満が多いためか e-POWER ユーザでは定番になりつつある、ストップランプ用のモニタ LED を付けることにしました。




すごく暑い時にいくつかの作業と並行してやったので、写真をほとんど撮っていません。ごめんなさい。

やりたいことはブレーキランプが点いた時に、運転席あたりでその様子をモニタしたいということ。一番簡単なのはブレーキランプ類から電源を分けてもらって LED に繋ぎ込む方法です。
e-POWER乗りの方のの多くはハイマウントストップランプのラインから引き込んでいるようなので、私もその方法でやることに。

リアハッチと車体の間の防水パッキンを外すとハイマウントストップランプへのケーブルがあります。いくつかのケーブルが一緒に束ねられていますが、一番細い(0.2sqくらい)赤線がハイマウントストップランプのプラスケーブルでした。

このケーブルを分岐したいのですが、ギボシ加工するのも辛そうなテンションだったので、エレクトロタップで分岐することにしました。

しかし…運転席まで引き込んで、しかも LED の設置場所によっては相当の長さを引き回さないといけません。ハイマウントストップランプが 0.2sq であればケーブルも 0.2sq で引き回すのが望ましいのですが、0.2sq のケーブルで容易に手に入るのは 4m まで。ちょっと微妙な長さ。

手元には 0.5sq の 20m があったので、これで引き回すことに。

エレクトロタップも 0.2sq から 0.5sq に分岐するタイプのものは無かったので、手元にある 0.5sq 用で代用することにしました(これが後で裏目に出る…)。

まず、配線分岐する前に、ケーブルを引き回します。最大の難所は防水パッキンの中をケーブルを通すこと。ケーブルガイドを使って何とか防水パッキンの中を通して車体側にケーブルを通します。


ルーフの内張を少し浮かしてケーブルをラゲッジルーム右側のピラー側から落とし込んで、最終的に後部座席のステップから運転席のステップを通して、運転席横まで引き込みました。

引き回しはこちらの整備手帳を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
ブレーキランプ点灯モニター設置 | 日産 ノートeパワー – みんカラ

ケーブルを引き回せたら LED のプラス側に接続し、マイナス側をボディアースに落とします。運転席の近くのどこに LED を配置しようか迷ったのですが、エンジンスターターの下にあるアクセサリーポケットに自作パネルで設置してみました。

設置場所が決まったら、ケーブルの長さもほぼ確定しましたので、ハイマウントストップランプからエレクトロタップでプラス線を分岐します。分岐が上手くいったら点灯確認。ブレーキを踏んで LED が点くことを確認したので、無事に決戦完了です。

あとは、エレクトロタップをパッキンの中に入れてパッキンを元に戻し、内張などを元通りにしたり細かい配線処理をして LED をスイッチベースに収めて完成です。


最近、赤の LED ランプがなかなか見つからなくて、今回使ったのはこちらの商品です。それほど眩しくないですが、十分な光量もある LED でした。

LED を納めているのは、 車のアクセサリ用スイッチなどを設置するためのスイッチベースを自作しました で書いた自作のスイッチベースに設置しました。

一緒にスイッチがついていますが、スイッチの ON/OFF でモニタ LED を消せるようにしました。夜に眩しくて煩わしく感じる可能性もありますので。ブレーキを踏んでいてもスイッチがオフになっていると LED は点灯しない仕様です。


もう一つのスイッチは例のやつです。スイッチ自体は、以前、何かで買ったまま眠っていたやつを引っ張り出してきました。

このスイッチを LED のプラス側に割り込ませてから LED に接続して、ON/OFF をしています。

ブレーキランプの点灯タイミングがわかるのは便利です

回生ブレーキが効いた時にブレーキランプが点いているかを確認できるモニタ LED はとても便利です。自分の運転とブレーキランプの点く加減が理解できるのは、後続車への配慮という意味でも大事だと思うので、先々は標準機能にして欲しいですね。

ただ、今回設置した場所はハンドルの影になっているため、すぐには視界に入らずモニタとしての役割は十分果たせていないのとコルゲートチューブでの配線があまり奇麗ではないのと、ちょっと邪魔だったので、後日、設置場所を変更しました。

新しい設置場所は、センターコンソール下のポケット。ケーブルはセンターコンソールを外して隠しました。この場所だと、ちょっと視線を落とすと LED が視界に入るので、だいぶ見やすくなりました。


あと、ハイマウントストップランプから分岐させたエレクトロタップですが、車体側のケーブルが 0.2 sq なのに 0.5 sq を使っていたため、使っている途中で緩みからくる接触不良を起こしてしまいました。エレクトロタップを一度外して、0.2sq 側の被膜を少し剥がす処理をして、改めてタップし直すことになりましたので、皆さんも作業時には注意された方良さそうです。(不具合起きると原因箇所を特定するのが結構面倒なので)。

念願のモニタLEDが付けれたのは満足です。電気工作的には初級編、ケーブル引き回しなどのトータルを考えて中級編くらいの感じなので、皆さんもいかがですか?



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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