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最近良く聞くSlackを使ってみたらなかなか良くできているサービスで面白かったです

以前からユーザとしては使っていた Slack、あるコミュニティでコミュニケーション手段として Slack を使ってみようということになって導入してみたら、これがとても面白かったのでご紹介します。Slack


使うだけならLINEと同じ、エンジニア目線では楽しいプラットフォーム


このところ非エンジニアとSlackを紐づけた記事とかを目にすることが多くなってきましたが、導入してみたところ、やっぱりエンジニア向けにガリガリ触ってなんぼのサービスだろう、と思ったわけです。

Slack は次の URL にアクセスして自分でチーム申請をすれば無料で利用することができます。
Slack: Be less busy

簡単にチームを立ち上げることができて、管理も容易なので非エンジニアの方も簡単に使えますよ、ってことなのかもしれませんが、下のような記事はタイトルに非エンジニアとは書かれていますが、中身はエンジニアリングなんですよね。やっぱり使い倒すのはエンジニアだろう、という気がします。

まあ、エンジニア向けか非エンジニアかは実はどうでも良く、これらの記事もそこが論点ではないと思います。どちらも Slack についてキレイにまとめられているので、Slack をご存知ない方は読んでみてください。

さて Slack はコミュニケーションツール、いわゆるチャットサービスです。チャットというと、LINE とか Google Hangout などがありますが、ほぼ同じようなものと考えてください。それらと Slack は何が違うか、というと単なるユーザからすれば違いはほとんどありません。機能での違いとして音声通話とかスタンプとかの違いこそあれ、コミュニケーションツールですから大差ないと思います。

では、なぜ Slack が話題になっているのか?というと、管理側の使いやすさと外部サービスとの連携性がとても良いからだと思っています。

この手のコミュニケーションツールを大人数で使うと、ユーザができることと管理者ができることのバランスが悪く、管理者が忙しくなったり、逆に何でもユーザにやらせなければならなくなったりするので運用が難しいのですが、Slack はユーザに色々な権利を開放しやすくなっていますし、また、管理者が代行してやれることも多いので、とてもバランス良くできていると思います。
エンジニアに自分で色々やれるような環境を提供すると、コミュニティの不文律を意識しながらも、勝手に色々なものを作ってくれたりするのです。そういう権限設定が簡単にできるのはとてもありがたいです。

また、外部連携が充実しているので、単なるチャットツールの域を超えた使い方ができます。既存の外部連携サービスも大量にありますが、Outgoing-WebHook や Incoming-WebHook、Slack API など、とても自由度の高い連携方法があり簡単に機能拡張していくことができます。


Slack 001

チャットには BOT(ボット) と呼ばれる、特定の単語に反応してメッセージを返してくる仕組み導入されていることがありますが、Slack は非常に単純な BOT は設定だけでできますし、BOT用フレームワークの Hubot を使った連携や、Outgoing-WebHook という仕組みを使って自分で BOT を作ることもできます。

単純に「おはようございます」に反応するBOTくらいならこんな簡単に作れるのです。
Slack 003

本格的なものは外部連携で作ります。フリープランだと 5 本までしか結合できないので、色々工夫が必要です。
Slack 002

最初は Heroku の上で Hubot を動かして BOT を作っていました。Hubot 自体は難しくないのですが、Hubot を動かすようにするまでの環境構築がやや面倒なので、他のコミュニティメンバには敷居が高くなりそうでした。
そこで Outgoing-WebHook と Google Apps Script を使う構成に変更しました。こちらであれば環境構築もほとんど必要無いため、他のメンバも開発をしてくれそうです。

外からメッセージを投げ込んだりも簡単にできますので、単なるチャットサービスではなく、色々なもののフロントエンドになれる可能性がありますが、無料プランのインテグレーション数が 5 本なのがネックになりそうです。有料プランは $6.67 per user/month でインテグレーション数は無制限になりますが、コミュニティメンバ全員に費用が発生するのでそれなりの金額になってしまうので現実的ではありません。

インテグレーションを増やしてこそのサービスだと思うので、この価格設定はちょっと残念でしたが、まずは無料の範囲で使っていこうと思います。

皆さんも機会があれば、試してみたらいかがでしょうか。身近な方であれば、初期立ち上げくらいはお手伝いしますので個別にご連絡くださいませ。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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