TextExpanderの使い方[4] 〜Fill-inを使う〜

TextExpander の使い方の 4 回目をお届けします。

今回は Fill-in という機能をご紹介します。

Fill-in とは

Fill-in という入力補助機能のおかげでスニペットの活用の幅が広がります(残念ながらこの機能は iPhone では使えません)。

どうやって使うかというと、以下のように定義しておきます。

%fill:name%</span>">@<span style="font-weight:bold">%fill:name%</span>

1	%fill:name%</span>">@<span style="font-weight:bold">%fill:name%</span>

このスニペットを実行するとこのようなダイアログが表示されます。

このダイアログの一つ目のところに azur256 のような文字を入力すると、入力した内容で %fill:name% の部分が補完されて展開してくれます。

結果はこのように展開されます。

<a href="http://twitter.com/azur256">@azur256</a>

1	<a href="http://twitter.com/azur256">@azur256</a>

ほとんどの部分が定型だけれども、何ヶ所かは自分で設定しないといけない、というようなテンプレート的なものを Fill-in は補完してくれるわけです。

%fill:name%
の name の部分を違うものにすると、それぞれ違った内容にして補完してくれます。例えば、こんなのも作れます。

今日は <span style="font-weight:bold">%fill:weather%</span> 。
<span style="font-weight:bold">%fill:weather%</span> なので気分は <span style="font-weight:bold">%fill:feeling%</span>
気分が <span style="font-weight:bold">%fill:feeling%</span> だから、仕事が <span style="font-weight:bold">%fill:speed%</span> 。

今日は %fill:weather% 。

%fill:weather% なので気分は %fill:feeling%

気分が %fill:feeling% だから、仕事が %fill:speed% 。

だいぶ楽になるのではないでしょうか。

自分のブログを検索する時の検索キーワードを Fill-in で指定するスニペットを作っています。ブログを検索するためのスニペットは、AppleScript を使っているので、今回はスニペット自体のご紹介はしませんが、検索キーワードは常に変わるので、そういうケースで使うのには Fill-in はとても便利です(以下は通常のスニペットではなくて AppleScript で登録が必要です)

set queryString to <span style="font-weight:bold">"%fill:name%"</span>
tell application "Safari"
	search the web for queryString & " site:azur256.blogspot.com"
end tell
return ""

set queryString to "%fill:name%"

tell application "Safari"

search the web for queryString & " site:azur256.blogspot.com"

end tell

return ""

それから、今回の連載のように定型文を同じように書くのにも便利です。前回と同じ文言を書くのは結構面倒ですがスニペットにしてしまえば凄く楽になります。

TextExpanderの使い方[%fill:number%] 〜%fill:name%〜
TextExpander の使い方の %fill:number% 回目をお届けします。
今回は%fill:name%をご紹介します。<br />
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<!--more-->

<h3 style="border-bottom: 3px solid #aaa;">%fill:name%</h3>

次回は     についてご紹介したいと思います。<br />
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