TextExpanderの使い方[5] 〜スニペットからスニペットを呼び出す〜

TextExpander の使い方の 5 回目をお届けします。
今回はスニペットの中からスニペットを呼び出す方法を使ってみます。この機能は iOS 版でも利用することができます。

スニペットからスニペットを呼び出すって？

何はともあれスニペットの定義を見てください。

<td valign="top" width="600">
  
    %snippet:???getTitleFromSafari%
  
</td>

%snippet:???getTitleFromSafari%

</td>

このように %snippet:% という記述があるところがスニペットを呼び出している部分です。この %snippet:% の部分は、という省略形のスニペットを自動的に呼び出して、その結果を展開してくれます。

今回の例だと、別に定義してある ???getURLFromSafari (Safari から URL 情報を取得する) とか ???getTitleFromSafari (Safari から Title を取得する) というスニペットを呼び出しています。

このように他のスニペットから利用できそうなものは独立させて定義しておいて、スニペット呼び出しによってライブラリのように使うことが出来ます。

スニペットは手打ちでも良いですし、先日紹介したカーソルボタンから選択することもできます。

普通の人は使わない？

積極的に使おうと思わないと使わない機能だと思いますが、例えば、こんな使い方ができると思います。ブログの書き出しをテンプレートにする時に

こんにちは %snippet:..@tw% です

1	こんにちは %snippet:..@tw% です

このスニペットを実行するとこのように展開されます。

こんにちは <a href="http://twitter.com/azur256">@azur256</a> です

1	こんにちは <a href="http://twitter.com/azur256">@azur256</a> です

スニペットを呼び出さずにそのまま書くのと何が違うのかというと、 Twitter アカウントを変えた時に、..@tw というスニペットだけ直せば、他のスニペットを直す必要が無いということです。

同じように使うところはスニペット呼び出しにしておくと良いです。
このような「部品化」を進めると何かと楽になりますので、何か気付いたら部品化する、ということを進めていくと良いと思います。

なんで ??? から始めているのか

これは、特にルールがあるわけではありません。

私の場合、スニペットは “..” から始まるものにしています。しかし、今回のようにそれ自体をスニペットとして利用する可能性は少ないものを同じ“..”から始まるものにしていると分かりにくいので、単純に“???”から始まるようにして区別しているだけです。

次回は AppleScript を使ってみたいと思います。