TextExpander の使い方の 9 回目をお届けします。 今回は自作のスニペットをサンプルとしてご紹介します。
サンプルスニペット
ここでご紹介するのは、前回の「スニペットを共用しよう」でご紹介したものです。
http://dl.dropbox.com/u/3140056/azu256_snippets.textexpander
事前に取り込んでいただいて動作させてみると動きが分かりやすいと思います。
スタイルを設定するスニペット
エレメントに対して直接スタイルを設定するべきかは意見が分かれるところだとは思うのですが、私はボールド、イタリック、取り消し線などはスタイルを直接指定して良いと思っています。以下はそのタグを入力するためのスニペット。タグを出力してからカーソルをタグの間に入れていますが、文字入力した後に修飾するスタイルの方は、クリップボードの内容を出力するようにしても良いと思います。
太字
1 |
<span style="font-weight:bold">%|</span> |
イタリック
1 |
<span style="font-style: italic;">%|</span> |
取り消し線
1 |
<span style="text-decoration: line-through;">%|</span> |
コードイメージのような背景(今まさに使っているもの)
1 |
<pre style="background-color: #dcdcdc; font-size: 82%; padding: 0.6em 0.6em;"></pre> |
ターミナルのようなイメージ
こういうイメージになります。
1 |
> cd /usr/local/bin |
1 |
<pre style="background-color: #000; color: #eee; font-size: 82%; padding: 0.6em 0.6em;">%|</pre> |
Twitterアカウントのリンクを作成するスニペット
これは説明するまでもありませんね。アカウント名を Fill-in で入れると Twitterアカウントへのリンクに変換して入力します。
1 |
@%fill:name% |
Google を検索するスニペット
第6回 でもご紹介しましたが、AppleScript と Fill-in を使ったスクリプトです。
Fill-in で渡された文字列を Safari の Web 検索機能で検索します。
最後の return “” は省略形を入力された時に「何もしない(省略形も削除する)」ために何も返却していません。ここに文字列を返却すると、その文字が省略形を入力したところに表示されます。
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set queryString to "%fill:name%" tell application "Safari" search the web for queryString end tell return "" |
自分のブログを検索するスニペット
先ほどと同じように Fill-in を使って検索をしますが、検索文字列に site:azur256.blogspot.com をつけています。これは TextExpander の機能という事ではなく Google 検索のオプションです。このようにパラメータを予め追加しておくことで、一手間を省くことができます。
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set queryString to "%fill:name%" tell application "Safari" search the web for queryString & " site:azur256.blogspot.com" end tell return "" |
自分のブログのタイトルから検索する
タイトルのみを検索対象にしたり、検索期間を変えたり、というのは Google 検索のオプション指定で実現出来ます。タイトルのみを検索対象にしたいなら、検索キーワードの前に inposttitle: をつけます。検索オプションの詳細は Google を調べていただくとして、今回は先ほどとは別の方法を使って検索したいと思います。
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tell application "Safari" set myresult to do JavaScript "unescape(escape(window.open(\"http://www.google.co.jp/search?q=inposttitle:Check+site:azur256.blogspot.com&tbs=qdr:w1,sbd:1\")));" in document 1 end tell return "" |
これは、検索を行う処理を呼んでいるのではなく Safari で JavaScript を実行させています(window.open が JavaScript の命令です)。
このように Safari では JavaScript を実行させることができますので、色々とやれることが想像できるのではないでしょうか。
さてだいぶ長くなってきたので今回はここまでにしたいと思います。
次回は AppleScript を使ったスニペットをもう少しご紹介したいと思います。
TextExpander for Mac 3.4.2 (¥3,000) カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: SmileOnMyMac, LLC – SmileOnMyMac, LLC(サイズ: 5.2 MB)
TextExpander 1.2.5 (¥450) カテゴリ: 仕事効率化
販売元: SmileOnMyMac, LLC – SmileOnMyMac, LLC(サイズ: 3.2 MB)
DashExpander 1.6.3 (無料)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Kapeli – Bogdan Popescu(サイズ: 3.4 MB)
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