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α6000でAマウントレンズを使うためのマウントアダプタ LA-EA4 をつけてみた

固執するほど A マウントのレンズを持っているわけでは無いですが、システムのリプレイスをするだけの予算がない @azur256 です。

一眼レフの世界ではレンズは一生ものと言われます。私は子供の頃からミノルタを使い続けているため、Aマウントのレンズを持っています。ミラーレスとして α6000 を選んだのは、せっかくの A マウントの資産を使うことができるから、というところに惹かれたからです。



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マウントとは

カメラのボディとレンズを組み合わせる部分の事をマウントと言いますが、このマウントは各社によって仕様が違い、また、同じメーカーでも一眼レフとミラーレスでも仕様が異なっていることがあります。例えば、SONY の場合は、従来のフルサイズの一眼レフの場合は、A マウントと呼ばれる仕様を採用しており、最近のミラーレスでは E マウントと呼ばれる仕様を採用しています。

本当は同じ規格で作ってくれた方が使い回しが利いて良いのですが、カメラの性能などの色々な理由で各社独自の、また、機種によっても違うマウントを採用することになってしまいます。

マウントが違うレンズとボディは組み合わせることが出来ないのですが、一部のマウントでは違うマウント同士を使えるようにするマウントアダプターというものがあります。ただ、このマウントアダプターも単純にレンズとボディを物理的に繋ぐだけのもの(ピントや絞りの調整はボディからはできないもの)やきちんとオートフォーカスなども動くものまで色々とあります。

今回は SONY 純正で、かつハイエンドな LA-EA4 というマウントアダプターを使うことにしました。このマウントアダプタを使うことで α6000 に A マウントレンズを付けることができ、しかも一部のレンズを除いてトランスルーセント方式でオートフォーカスを使うことができます。

そうなれば、このマウントアダプターを買わないという選択肢はないわけです。

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LA-EA4に早速レンズをつけてみた


LA-EA4 をパッケージから取り出すと、やたらと大きいマウントアダプターが現れます。三脚用の取り付け穴がマウントアダプターに付いているので、重いレンズを付けた場合はマウントアダプターに三脚を取り付けることで重量バランスが良くなります。

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マウントアダプターの内部にはミラーが入っています。じっくり見たいところですが埃が怖いのでこの写真を撮ってすぐにカバーを戻しました。

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早速、A マウントのレンズを付けてみたいと思います。まずは SAL1680 ZA という A マウントの APS-C 用のレンズを使ってみます。このレンズは カールツァイツ のレンズで α700 とセットで買った思い出のレンズです。35mm 換算で 24mm という広角から使えてツァイツ独特の色表現をしてくれる大好きなレンズ。

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まずはマウントアダプタにレンズを付けます。ここまでは違和感がありません。

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ところが α6000 につけると…アンバランスです(笑)
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横からの画はぎりぎり許せますかね。
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単焦点はしっくりくる感じがします。こちらは往年のミノルタブランドの 50mm F1.4 です。フィルター径 49mm の初代です。新品で購入したレンズがすでにオールドレンズと呼ばれるような世代になってしまったんですね。
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こちらは ASP-C 用のマクロレンズ DT 30 F2.8 Macro です。非常に安いレンズの割なのに中央付近は抜群にキレイなレンズです。こちらのレンズも違和感ないですね。
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それでは、最大に違和感のあるレンズに登場してもらいます。SAL70300G SSM です。
ボディがどこにあるかさえよく見ないと分からないです。
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反対側からの方が分かりやすいですかね。
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この状態、見た目では不格好というか不釣り合いに見えるのですが、実際に使ってみると結構良かったりします。カメラではなくてレンズだけを持って撮影しているような雰囲気になり、思ったよりバランスは悪くありません。ファインダーから使うとちょっと使いにくい感じもありますが、ウェストレベルで液晶モニタを使って撮影するのはとても快適でした。

実際に使ってみた感想


写りについてはこちらのエントリでご紹介していますので、よろしかったらご覧ください。
Aマウントレンズを持ってフォトウォークに行ってみた

実際の使い勝手について簡単に書いておきます。E マウントのレンズ群と比べるとピントの合焦スピードが遅い、とか音がうるさい、とは確かに思うのですが、A マウントレンズとしてみたら十分な性能を出してくれていると思います。

ピントは本体側ではなくマウントアダプタ側の機能を使うことになるので、3点クロスの15点AFになります。α6000 とかに比べると少なく感じますが、それでも十分でしょう。

ちょっと残念なのが α6000 に搭載されている MF アシストが使えないこと。MF アシストとは、マニュアルフォーカスにした時にファインダ内で画面の一部を拡大表示してくれてピント合わせをアシストしてくれる機能です。この機能は A マウントでも使いたかった。

そして、もう一つ残念なのは電池のモチが明らかに悪くなること。E マウントに比べて明らかに重いレンズを動かしますから仕方ない部分もあるとは思いますが、ちょっと減りすぎな感じがあります。また、これは確かめていないので自分として実感できていないですが、カメラ本体の電源を OFF にしていても、マウントアダプタを本体に付けているだけで電池を消費するという話も聞きました。普段は E マウントを着けておかないといけませんね。

マウントアダプターには AF できる LA-EA4 と、AF できない LA-EA3 がありますのでご注意を。

このレンズも売価はずいぶんと安くなってきましたね。


大きいですが望遠を買うなら、このレンズを絶対の自信を持ってお勧めします。


こちらがお手軽マクロレンズ、SONY なら 100 マクロに行くべきというのは承知の上で、手軽にマクロを味わいたいならこのあたりをお勧めします。


レンズにお金をかけなくてすむように α6000 + A マウントという組み合わせにしたのに、こうやって書いていたらレンズが欲しくなってきた(汗)

皆さんもぜひお試しください。E マウントとは違った楽しみができるかもしれません。

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