そろそろブログを少し弄りたかったので、その前には 3.5 に上げておかんとマズイだろうということで重い腰を上げてみました。
既にこのエントリが公開される時には 3.5.1 が出ているわけですが、3.5.1 についてはまた後日…
(3.5.1 へのアップデートについて 書きました のでよろしかったらどうぞ)
修正の影響を想像してみる
相当長い間、このようなメッセージを見ては勇み足でボタンを押したくなる衝動と葛藤していました。
今回、長いこと放置した理由は、修正が多岐に渡り過ぎていて影響範囲を見切るのが難しかったため。前回は、下記のエントリのように修正されるファイルまで確認してバージョンアップを行いましたが、今回は修正範囲が大量なので、そのような方法はできません。
何が変わっているかを WordPress Codex で一通り見てみたのですが、怪しそうなのが 1 つ。
wp_get_archives() に ‘order’ を追加
via: Version 3.5 – WordPress Codex 日本語版
http://wpdocs.sourceforge.jp/Version_3.5
引数が増えているということはエラーになる可能性があります。自分の使っているプラグインやテーマの中でこの関数を使っているものが無いかを確認したところ、Theme-check Plug-in が使っていましたが、それ以外はコアコードの部分だったので、今回のバージョンアップで修正されているはずです。
なお、既に使ってはいませんが Birdtips Theme でも使っていましたので、テーマによっては使っているかもしれませんのでご注意ください。
アップデート前に試したこと
今回のアップデートでの変更点が具体的にチェックできるボリュームではないので、今回は以下の 3 つの対策をしました。- Sixcore のワンクリックインストール対象プログラムが 3.5 になるのを待つ (12/24にバージョンアップされました)
- 使用しているプラグインが 3.5 対応になるのを待つ
- ローカルの MAMP でそれなりに触ってみる
Sixcoreのワンクリックインストール対象プログラムがアップデートされるということは、少なくとも WordPress を動かす環境は 3.5 に対応していることが確認されたということです。これは最低限確認しておきたいこと。
そして、次に確認したのがプラグインの対応。プラグインは動かなくなっていても気付かなかったり、動作を詳細に確認できなかったりするので、まずは公式に対応するのを待ちます。
使っているプラグインがアップデートされるとプラグインの一覧で通知されるので、更新されたバージョンの詳細情報を確認してみます。
このように 3.5 に対応していれば大丈夫です。
なかにはアップデートされていなくても対応しているケースがあります。更新が来ていないものは、プラグインのサイトを確認してみます。例えば、WP Multibyte Patch などは WordPress の構造に大きく依存するパッチですので、ほぼ確実にアップデートがあるはずです。
プラグインのサイトに行くと案の定、プラグインのアップデートがありました。WordPress 3.5 に対応した新しいバージョン 1.6.4 がリリースされていますので忘れずにアップデートしましょう(実は WP Multibyte Patch はアップデートが通知されるのです。詳細は後述します)。
ここまでやっても、プラグインのサイトにも情報がなく、対応しているかわからないプラグインが残ると思います。また、自作のサブテーマなども動くのかわかりません。これらを中心にローカルに作ったMAMPで動作を試してみます。
どこまでやれば問題ないか、というのは基準がありませんので、自分の納得の行くレベルまで試してみてください。
やっとの思いでアップデート
いずれもやっとクリアできたので、アップデートを開始します。アップデートの前にデータベースとファイル群はバックアップしておきましょう。できれば、バックアップが正しく取れていることをローカルの MAMP にリストアすることで確認しておくと良いでしょう。
まずは、プラグインを全て無効にします。使用中のプラグインを選んで一括操作で無効にしてしまいます。
そして、ついに WordPress をアップデート。
無事にアップデートできました。この時点で一度、ブログの動作を一通り確認しておくと良いと思います。ここで動いているのに、後で動かなくなっていることがあれば、プラグインの問題である可能性が高いと判断できますので。
あとはプラグインをアップデートして必要なものを有効化していきましょう。中には、先ほどアップデートが通知されていなかったのに、3.5 に上げたことでアップデートが通知されるようになるものもあります。これは WordPress 本体のバージョンに合わせて通知されるようになっているものがあるためです。
先ほどの WP Multibyte Patch がまさにこのパターンで、アップデートが通知されました。
ここまで来たら最終チェック。色々と確認してみて問題がなければ OK です。あまりちゃんと確認できていませんが、まぁ、大丈夫でしょう。
マジメに運用するというのは本当に手間が掛かるものですが、環境を壊してしまうともっと手間が掛かりますので、できる限り確認しておくことをオススメします。
今回のエントリの中で出てくる MAMP を使ったローカルサイトについては、以下のエントリをご覧ください。
- [WordPress] データ移行のリハーサルと今後のカスタマイズのためにMAMPにWordPressを入れる
- [WordPress] バックアップサイトをMAMP上に作成する
- [WordPress]ローカルのWordPress DBをリストアした後処理のSQLバッチ
WordPress 関連のエントリ
インストールや設定変更とデータ移行
プラグイン
バージョンアップ
カスタマイズ
Stinger 3関連
チューニング
MAMPを使ったバックアップサイトの構築
開発関連
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