今回のスナップショットは、sixcore のバックアップデータを使って、リストアのテストを兼ねてやってみようと思います。この手順さえ確立できれば、MAMPのデータを壊し放題になりますし、いざという時のリストアも安心です。
ちなみに、ローカルの MAMP で導入された MySQL は 5.5.25、 Sixcore の MySQL は 5.0.77 と違いがありますが、問題なくリストアすることができました(WordPress は 3.4.1 で共通です)。
Backup! / tacker
今回の手順は誤って本番サーバ側で実施したりすると、本番のデータを壊す可能性があります。基本的に自分で実施して問題なかった手順ですが、以下の手順でなんらか問題が発生しても責任を取ることはできませんので、実施に当たっては自己責任でお願いします。
バックアップの設定
今回の手順は以下の Plugin でバックアップを取っていることが前提です
- WordPress Backup (by BTE) 1.8.0
- WP-DBManager 2.63
WordPress Backup (by BTE) では以下をバックアップ
- Upload Image Directory
- Theme Directory
- Plugin Directory
ただし、子テーマを使っていると Theme ディレクトリでバックアップされるのは子テーマのみになるので、親テーマも念のためバックアップして退避しておきましょう。普段、触るのは子テーマのみのはずなので、一回だけ親テーマをバックアップしておけば問題ないはずです。
また、Coreコードに手を入れているものがあれば、それらもバックアップしておきましょう(その他、ルートディレクトリに置いてある .htaccess ファイルなどもバックアップしておくべきです)。
私の場合は、ローカルで手を入れてからサーバにアップロードしているので、手を入れたファイルはローカルのフォルダにミラーが出来ている構成にしています。
WP-DBManager はバックアップ範囲の設定はありません。頻度などの設定はご自由に。
バックアップファイルを配置する
前述の設定で採取したバックアップファイルをローカルに落としてきて、MAMP 上の WordPress をリストアします。
MAMP では、前回までに WordPress が動くようにしてありますので、ここにバックアップデータを投入します。
WordPress Backup の Uploads ディレクトリ、Themes ディレクトリ、Plugins ディレクトリを wp-content ディレクトリにコピーします。
Theme は中身だけなので、ディレクトリを自分で作成してからコピーします。
先ほど説明したように子テーマを使っている場合には Themes ディレクトリに親テーマも必要になるので、これもコピーします。
DB をリストアする
DB のリストアはプラグインから実施するので、 WP-DBManager のバックアップファイルを wp-content/backup-db に置きましょう。
ここまでできたら、WordPress のダッシュボードに入るのですが、この先の作業を誤って本番のサーバ側でやってしまうと危険なので十分に注意するか、可能であればネットワークを切断して実施した方が良いかもしれません
先ほど配置したプラグインがインストール済み一覧の中にあるので、 WP-DBManager を有効化します。有効化すると以下のようなエラーが出ていると思います。
言われるがままに DB Options を開いて MYSQL Dump Path と MYSQL Path を設定します
設定は
MYSQL Dump Path | /Applications/MAMP/Library/bin/mysqldump |
MYSQL Path | /Applications/MAMP/Library/bin/mysql |
と設定します
これでリストアの準備ができましたので Manage Backup DB を選びますが、ここで必ず操作しているサーバがローカルの MAMP であることを確認しましょう。
先ほど backup-db に配置したファイルが見えるはずですので、リストアしたいファイルを選択して、 Restore ボタンを押すと、即リストアされます。
DBの内容を修正する
DB のリストアまでが成功したらすぐに立ち上げてみたいところですが、今回はローカルのスナップショット環境なので、通常のリストア手順とは違い、サイトURLなどを変更する必要があります。このサイトURLの編集は MAMP の phpMyAdmin を使います
MAMP のコンソールから phpMyAdmin を起動し、インポートした DB を選択します。DB の中に wp_options というテーブルがあるので、これを選んで、テーブルの中身を表示させましょう。
すると option_name と option_value という一覧が出てくると思いますので、この siteurl を http://localhost:8888/wordpress 、 home を http://localhost:8888 に変更します。
(これは私の WordPress の設定が http://azur256.com でアクセスできるようになっている時の設定です)。
それ以外にも本番サーバの URL が値に入っているものがあると思いますが、これらはプラグインの設定情報だったりしますので、とりあえずはそのままにしておきましょう。
あとは index.php をコピーして、その中の値を変更すれば localhost:8888 で WordPress の画面が表示されるようになるはずです。
これで何をやるにもローカルで自由に実施することが可能です
あとは開発環境として使うので wp-config.php をデバッグモードにしておくことと、バックアップデータを入れ直せるように DB Options をローカル環境に合わせて再修正しておくくらいでOKでしょう。
デバッグモードについては以下の設定をしておきましょう。
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define('WP_DEBUG', true); define('WP_DEBUG_LOG', true); define('WP_DEBUG_DISPLAY', false); |
これで WordPress をいじくり倒せるようになりました(笑)
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