<追記>
このエントリを書いた時点では既に 3.6.1 がリリースされています。バージョンアップは最新版にするようにしましょう。3.6.1へのアップデートについても エントリ を書きました。
</追記>
WordPress 3.6 で何が変わったのか
今回のバージョンアップではデフォルトテーマとして Twenty Thirteen がリリースされたのと管理面の変更が主です。個人的には Genericon の採用がちょっと嬉しいかも。Codex で書かれている変更点のハイライトをピックアップしてみます。
Version 3.6 – WordPress Codex 日本語版
- 新しいデフォルトテーマ – Twenty Thirteen。
- ブログ作成にフォーカス。
- サイドバーをシングルレイアウトに / ウィジェットをフッターに。
- 投稿フォーマットやセマンティックマークアップなど、最新のテーマ機能に対応。
- フォントベースのアイコン (Genericons)。
- 管理者向け変更
- ナビゲーションメニュー と 管理画面/外観/メニューのインターフェイスを改善。
- リビジョンをよりダイナミックかつ拡張可能に更新。
- 自動保存と投稿のロック。
- メディア編集画面での音声やビデオのプレビューに対応。
- 開発者向け変更
- 外部ライブラリのアップデート。
- 新たなオーディオ/ビデオ向けAPIによる、ID3タグのようにパワフルなメディアのメタデータへのアクセス。
- リビジョンの為のフィルターにより、リビジョン数を事前定義するだけではなくその場で設定することが可能に。
- セマンティックマークアップにより、コメントフォーム、検索フォームおよびコメント一覧で、よりよいHTML5のマークアップをテーマに用いることが可能に。
- has_shortcode()を用いるコンテント内のショートコード検索と、新しいフィルターでのショートコード属性の修正。
ただ、ココに書かれている以外にも色々とバグフィックスが行われていますし、今後のプラグインのリリースも最新バージョンでの確認が行われていくことになると思いますので、自分に魅力的な強化がなくてもアップデートするべきです。
ちなみに、修正履歴は以下で見れますが、強化やバグフィックスを含めて 726 件の更新がかかっています。
http://core.trac.wordpress.org/query?status=closed&milestone=3.6
ローカル環境でアップデートの影響を確認する
今回は、WordPress 3.5.2 から 3.6 へアップデートします。カスタマイズしているところが色々あるので、ちょっと躊躇しましたが、最新にしておかないと、プラグインのバージョンアップなどで不具合が起きたりするので、ローカル環境(MAMP)でアップデートしてカスタマイズを再反映して動作確認をしました。
ローカル環境でリハーサルをすると非常に安心できるので、もしローカル環境をお持ちでない方はこの機会に作ってみてはいかがでしょうか。MAMPを使ったローカル環境の作り方とバックアップサイトの作り方は以下のエントリをご覧ください。
[WP] データ移行のリハーサルと今後のカスタマイズのためにMAMPにWordPressを入れる
[WP] バックアップサイトをMAMP上に作成する
最近、サーバ上のファイルを直接直してしまったりしたことがあったので、最新のバックアップデータを使ってローカル環境を再構築してから、アップデートしました。
DBをリストアした後のパスの設定は手でやるのが面倒なのでバッチ化したはずなのに、そのやり方をすっかり忘れてて、自分のブログのエントリを読み直して、やっとやり方を思い出しました。備忘録として書いておいて良かった(笑)
[WP] MAMPにWordPress DBをリストアした後の処理をバッチで自動化する
これでローカル環境に現在のサーバのコピーができたので、ローカル環境を 3.6 にアップデートしてみます。
アップデートの前にやっておきたいこと
ブログの運用を続けていると色々とプラグインを試したり、入れ替えたり、テーマを入れ替えたりします。その残骸が残っていたりすると思います。意図的に残している以外の、いわゆるゴミが残っていると思います。これらはバージョンアップの時に邪魔になることがありますので、この機会に一掃しておきましょう。
私もテーマ 2 つとプラグイン 8 つを削除しました。
その後、このタイミングでアップデートできるプラグインはアップデートしておきましょう。ベースの WordPress をアップデートすると動かなくなったり、悪さをする可能性があります。そのため、先にプラグインをバージョンアップしておきましょう。
ベースとなる WordPress のバージョンが 3.6 にならないとアップデートできないプラグインもあるので、プラグインのアップデートはベースのアップデート後にもう一度やりますが、ここでサボらない方が良いと思います。
当然、データのバックアップは必要です。先ほどのようにローカル環境を作った時にバックアップをしていると思いますが、ローカル環境を作ってから実際のバージョンアップまでの間に時間が経ってしまっている場合は、もう一度、バックアップを取っておきましょう。
バージョンアップする
バージョンアップは、WordPress のダッシュボードからワンクリックで実施できます。メンテナンスモードに入った間はブラウザを閉じたりしないように、じっくり待ってください。あとはこの画面が表示されたらアップデートは完了です!
プラグインのページを開いて最新版への更新がないか確認してください。多分、多くの人には WP Multibyte Patch のバージョンアップがあるはずです。これをアップデートしてください。
以上で全て完了、簡単ですよね。
皆さんも、恐れず、でも準備は万端でアップデートしてください。
WordPress 関連のエントリ
インストールや設定変更とデータ移行
プラグイン
バージョンアップ
カスタマイズ
Stinger 3関連
チューニング
MAMPを使ったバックアップサイトの構築
開発関連
最後まで読んでいただきありがとうございます。
左のアイコンをクリックして、このブログを Feedly に登録していただけると嬉しいです
Facebook ページでも情報を発信していますのでよろしかったら「いいね!」をお願いします
RSSリーダへの登録は こちら からどうぞ。
コメントを残す