昨日のエントリはこちら…
多くのスニペットは過去の連載でご紹介してきましたが、単純なもの (AppleScript だの ShellScript を使ってないやつ)だけまとめてみようと思います。
当たり前の話ですがスニペットを紹介するためには、スニペットを入力しないといけないのですが、スニペットは入力したら展開されてしまうのです。
例えば hhr というスニペットをブログに書きたいのに、そのまま入力すると
なんてのが書かれてしまうわけです。
じゃぁ、どうやって書くのというと…
実は TextExpander にはスニペットの展開のさせ方を設定する方法があるので、その機能と組み合わせることでスニペットの展開をコントロールすることができますので、今日はその機能をご紹介したいと思います。
設定方法
まずは、TextExpander の設定画面を開きます (⌘+,)。![120714-0000.png 120714 0000](http://lh6.ggpht.com/-j9iK3TqSaKc/UAECVRFfBVI/AAAAAAAAFBM/qNZUf9Rrv3I/120714-0000.png?imgmax=800)
設定画面の最初 “Expansion” の中に “Expand abbreviations” という項目があります。
![120714-0004.png 120714 0004](http://lh4.ggpht.com/-SvqB6dtM-TI/UAECdRlNo6I/AAAAAAAAFBs/t6nq9Pghlt8/120714-0004.png?imgmax=800)
この項目では 3 種類の展開方法を選択することができるようになっています。
- immediately when typed
- at delimiter (keep delimiter)
- at delimiter (abandon delimiter)
![120714-0002.png 120714 0002](http://lh4.ggpht.com/-lQfF7GIFGDw/UAECZ92T06I/AAAAAAAAFBc/Ru6TyjnEJ7M/120714-0002.png?imgmax=800)
この設定を変えることでスニペットの展開の仕方を変えることができるのです。
immediately when typed
このモードはスニペットをタイプしたらすぐに展開するモードです。つまり、キーボードで hhr と打つと r と打った直後にと展開されます。
最もキー入力のスピードを上げられる効率的なモードで、私は普段このモードにしています
at delimiter (keep delimiter)
このモードはスニペットを入力しただけでは展開されず、スニペットの後にデリミタというキー(別で設定するキー)を入力したタイミングで展開されるモードです。 このモードの場合は入力したデリミタもそのまま残ります。例えば、 hhr と打っただけではスニペットは展開されず、 hhr + Tab キーのような入力をした時に、 Tab キーを入力したところで展開されます。at delimiter (abandon delimiter)
このモードは、先ほどのデリミタを使うモードと同じ動作ですが、スニペットを展開するために入力したデリミタを残さないモードです。hhr + Tab キーを入力した時に Tab キーが残るのは邪魔になることがありますので、デリミタを使う場合はこちらのモードを使うことが多いのではないでしょうか。
今日のエントリもスニペットを色々と書いているので、このモードで入力しています。
デリミタキーの設定
展開するタイミングが変えられるのだけでなく、デリミタに使うキーを設定することが出来ます。先ほどのモード切り替えの右にあるボタンを押すと、デリミタキーを変えるダイアログが表示されます![120714-0005.png 120714 0005](http://lh3.ggpht.com/-pmC2FnRfMeM/UAECfEGt8nI/AAAAAAAAFB0/3E_m4tyjnsU/120714-0005.png?imgmax=800)
このダイアログでデリミタに使いたいキーを選んでください。複数のキーをデリミタにすることもできます。私はブログ中で Tab キーを入力することが少ないのでデリミタは Tab キーに設定しています。
![120714-0003.png 120714 0003](http://lh5.ggpht.com/-UKNMHlMGb7Q/UAECbSP-JSI/AAAAAAAAFBk/vG6Up8zBE3Q/120714-0003.png?imgmax=800)
デリミタが便利なのはスニペットをブログに書く時だけではない
デリミタを使うように設定することは、ブログにスニペットを書く時にしかメリットがないわけではなく、スニペットが多くなるとこのモードの方が便利になります。
デリミタを使うモードにした場合、スニペットを判定するタイミングがデリミタに設定したキーを押したタイミングに変わります。
そのため、デリミタ では無い文字を続けて入力した場合はスニペットとしては認識されませんので hhrr などという文字を入力することもできます。
このモードは同じようなスニペットをいくつも登録する場合に便利です。
hh3 と hh3r のようなスニペットを登録した場合、デリミタを使わないモードにしていると hh3 を入力したら展開されてしまうので hh3r というスニペットを登録しても入力する方法がありません。
しかし、デリミタを使うようにしていると hh3 を入力してもデリミタを入力しなければ展開されないため、 hh3r を入力できるのです。
どのような入力をするかでモードを切り替えるとよって、ますます便利に使うことができるようになります。
是非一度お試しあれ。
![](http://a4.mzstatic.com/us/r1000/113/Purple/v4/b4/fa/e2/b4fae252-c6f9-f488-1f97-86dfbedbd828/SMTEIcon.75x75-65.png)
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